厚生労働省「心の健康問題の正しい理解のための普及啓発検討会」の傍聴へ/広田和子さんとお話できました

精神障がいに対する正確な知識を広める為の審議会へ

今日は、東京の霞ヶ関へ向かいました。

厚生労働省が開催した『心の健康問題の正しい理解のための普及啓発検討会』を傍聴する為でした。

ここで何が話し合われるかというと

  1. 精神疾患・精神障がい者に対する正しい理解の普及・啓発のための指針策定
  2. 具体的な普及・啓発方策

この2つです。

精神障がいへの偏見を無くす、というのはフジノの政策の大きな柱です。

特に、幼い頃や病気になりやすい思春期の頃から『学校教育』の中で正しい知識を教えていくことは、本当に必要なことだと考えています。

この問題に、国もやっと取り組み始めたのが今日傍聴した検討会なのですね。

国の動きを知ることも大切です。

また、フジノが正しいと信じてこのまちでやろうとしていることとどっちがスピードが速いかを競いたい気持ちもとても強くあって、今日の傍聴を決めました。

初めて「霞ヶ関」へ乗り込みました

それにしても、いつものことなのですが、初めて行く場所はものすごく不安です。

だって、あなたは国の主催する審議会とか会議になんて参加したことありますか?

いつも新しいところに1人でのりこんでいくのですが、とても勇気がいります。すごく苦手です。

今日の会場は、霞ヶ関ビルの33階でした。

厚生労働省の会議室前にて

厚生労働省の会議室前にて

 
事務局は、厚生労働省だけでなく、文部科学省からも官僚が参加していました。

国家公務員Ⅰ種の試験をくぐりぬけたエリートのキャリア組です!

なんか、ドラマ『ビギナー』で堤真一さんが演じた官僚のイメージどおりの人もいて、思わず僕はガンを飛ばしてしまいました。

目が合うんです、そいつと。そしてお互いにそらさない。

傍聴者もたくさんいたのですが、ジャーナリストや福祉カンケーの人々たち50人くらいの中で最前列に座った『茶髪・若手』のフジノはやはり浮いていました。

会議室内の風景

会議室内の風景

 
労働関係者、教育関係者、マスメディア関係者、それぞれから報告をうけて、意見交換がなされました。

終了を30分延長して話し合いが行なわれました。
 
ただ、「こんな議論はもう今までに十分にしてきた」という感じ。

目新しいことは何ひとつありませんでした。

精神保健福祉にかかわってきた人間なら、誰でもが理解している範囲の話しあいでした。

だから、正直な感想は、「うーん...」でした。

けれども、国の主催で初めてこういう検討会がおこなわれたということで「良し」とするべきなのかもしれません。

良し!

広田和子さんに突撃、横須賀での講演を直訴しました

実は、今回の『傍聴』にはもう1つの目的がありました。

審議会メンバーの広田和子さん(精神医療サバイバー)です。

精神保健福祉カンケーじゃない人々は知らないと思いますが、フジノの中ではむちゃくちゃな有名人です。

彼女の連載も、ずうっと読んでいます。

「検討会が終わった後に広田さんに突撃して、お話をするぞ!」

これが第2目的でした。

検討会が終わってからも彼女のまわりにはたくさんの人だかりができて、とても話しかける余地はありませんでした。

そこでしかたがないので、出口でまちかまえる『出待ち』をすることにしました。

そのまま、15分間待ちました。

そして、厚生労働省の方々と出口を出てきたところを思い切って話しかけました。

「広田さん、出待ちをしてました!横須賀市議会議員のフジノというものです。よろしくお願いします!」

名刺を渡しました。

そうしたら、なんと広田さんから返ってきた言葉が...。

「ああ、あの有名な議員のコね...」だって!

広田さん、フジノのこと知ってたよ。

いつのまにか有名人になったんだなぁ、おれも。

うれしいというよりも大急ぎで移動してしまう広田さんたちにくっついて、エレベーターにとにかく同乗して、話しかけつづけました。

「横須賀に講演に来てください」

と頼みました。

そうしたら広田さんは「うちに遊びにきて」と言ってくれました。

行きますよ!

連載の中でもよくとりあげられるのですが、たくさんの人々がシェルターのように広田さんのお宅に助けを求めてこられるそうなのです。

そのお宅にお邪魔できるなんて。

大熊一夫さん、べてるの家、と同じように、広田和子さんも横須賀に来てほしい方の1人なのですね。

いつか横須賀のみなさんに、広田さんを直接ご紹介できたらと願っています。

どうか期待していてくださいね。

後日談

広田和子さんの横須賀講演は2004年12月に実現しました。

厚生労働省の会議室前にて

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