第3回日本うつ病学会、第1日目
今日は、新宿・京王プラザホテルへ。
『第3回日本うつ病学会』でした(去年、おととし、に続いて第1回から皆勤賞ですね)。
「早くも3年目か…」と、時の早さを痛感しました。
しかし、新宿というのは本当にいつ来ても混んでいますね...。
混んでいる場所は苦手です。
それとは別にフジノにとって、新宿という場所は複雑な気持ちにさせられます。
就職活動の頃、新宿の住友三角ビルで友達と3人で夢を誓いあいました。
1人はドイツに留学中、1人は全国紙で記者をしています。
そんな夢を誓いあった良き思い出の場所であると同時に、父が入院したという連絡を受けたつらい思い出の場所でもあります。
視察を終えて、同行してくれたスタッフと一緒に、新宿で昼食を取っていた時のことでした。食事を途中でやめて、大急ぎで帰ったことを鮮明に覚えています。
何を見ても何かを思いだす、
まるでヘミングウェイの小説ですね。
4つのポスターセッションに注目していました
さて、第3回目のうつ病学会。
いくつもの講演が立て続けに行なわれましたが、第1日目のフジノの目的は『講演』ではなくて、実は『ポスターセッション』でした。
講演会場の隣の会場に、研究成果をポスターで1日中貼ってあるのですね。
42ものポスター発表の中でフジノが注目していたのは、
- 『自殺・事故・病気による死別が家族323人に及ぼす影響』
- 『ビデオ回覧啓発によるうつ病の理解を高める取り組みについて』
- 『日本の医療者の自殺者・自殺行動に対する知識と理解』
- 『ストレス病棟における自殺防止~入院者1万人の調査結果から』
の4つです。
さらに、15時から16時半までは、この研究をしたご本人たちがポスターの前に立っていてくれて自由に質問をしたり話をできるという『フリーディスカッション』の時間がありました。
そこでフジノは、注目していた4つの研究について、それぞれの研究者の方々とお話しました。
なかでも、かねてからお会いしたかった
不知火病院の徳永院長
青森県立精神保健福祉センターの渡邉所長
のお2人とお話できたのは本当にラッキーでした。
不知火病院の『海の病棟』はストレスケア病棟です。
10年以上前から先進的な取り組みを行なっており、全国的にすさまじく有名な病院です。
青森県立精神保健福祉センターの渡邊所長は、自殺予防にとても積極的な取り組みを進めてこられたわが国の自殺予防の第一人者です。
(詳しいつづきはまた明日書きます...)
続いて「講演」をお聴きしました
続いて、2つの講演をお聴きしました。
『職場復帰時のうつ病再発防止へむけて』
座長は、フジノの尊敬する高橋祥友教授。演者は、秋山剛さん。
講演『児童・思春期の抑うつ』
座長は、坪井康次さん。演者は、生野照子さん。
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明日の第2日目も関心のある話題がいくつもあります。