「自死遺族の支えあいの会」が行なわれました
ついに今日、横須賀市で初めての『自死遺族の支えあいの会』が行なわれました。
フジノが初めて自死遺族ケアについて訴えた2003年12月から4年、長年待ち望まれていた自死遺族のわかちあいの場です。
実は、中核市では全国初の開催となりました。
僕も政治家としてではなく、ひとりの個人として参加させていただきました。
内容は一切書くことはできませんし、その必要も無いと思いますが、
この取り組みが行なわれたことを「素晴らしい一歩だ」と感じています。
今後は2ヶ月おきに開催します
次回の支えあいの会は、来年2008年2月4日10:00〜12:00です。
今後、2ヶ月おきを目安に開催していく予定とのことです。
すでに昨日の民生常任委員会でのフジノの質問に対して、健康福祉部長からの答弁として
「継続は力なりではないが、継続して行なっていきたい」
と、わかちあいの場を開催し続けていくことが明確に言及されました。
ご遺族が参加しづらいお気持ちなのは当たり前ですし、しかたがないことです
ご遺族にとって、この場に参加するのはなかなか難しいことだと思います。
僕自身、参加を昨日ぎりぎりまで悩みました。
(政治家という肩書きはわかちあいの場にはとても邪魔で、果たして1人の個人として参加することが可能か悩んだのです)
ようやくけさ8時頃に行くことを決心できたのですが、バイクに乗って会場へ向かいながらも前向きな気持ちにはなれませんでした。
何を話せばいい?
何も話したくない。
でも、この場でしか話すことができないことがある。
でも行きたくない。
どうしよう...。
こんな風にくるくると気持ちが変わって、到着してもまだ迷っていました。
だから、もしもあなたがご遺族の方で次回の会に参加しようとはなかなか思うことが難しくても決して気に病むことではありません。
僕のように、すでに新聞にインタビューがでかく載っていても、それでも話したくない気持ちがいっぱいなのです。
それでもフジノは「自死遺族のあなた」に来てほしいと願っています
けれども「やっぱり遺族にしかわかりあえないことが確実にある」と感じたのも事実です。
今日は「行って良かった」と感じました。
もちろん、話をすることでのダメージはあります。
でも、何も話すことができないままの暮らしの中での『慢性的なダメージ』の方が大きいです。
だから、これからも2ヶ月ごとに行なわれる予定の『自死遺族の支えあいの会』に、「いつかあなたが来ていただけたら」と僕はこころから願っています。
人は、ある会に1度参加したくらいでは『癒される』とか『前向きになる』だとか、そういう急激な変化は決してありません。
でも、ただ1人きりで毎日こころを押し隠しながら生きる暮らしの中では言えないことを、語ることができる場は必要です。
1度だけ試しで参加する、もしかしたら2度と参加しないかもしれない、そんな参加のしかたも全く問題ないと思います。
どうか、いつかあなたにも来ていただけたらと僕は願っています。