自死遺族のささえあいの会(第3回)が行なわれました
本日、第3回目の『自死遺族のささえあいの会』が逸見の保健所(ウェルシティ3階)にて行なわれました。
「ささえあいの会は、どのような場なのでしょうか?」
と、市民の方からご質問を受けましたので、少し記してみたいと思います。雰囲気がうまく伝わるといいなあ。
分かちあいの場の様子をご紹介します
保健所の奥にある、中くらいの会議室を会場にしています。
太陽の光が気持ちよくあたる明るい部屋です。
4月の今日は、窓からのそよ風が気持ちよかったです。
ロの字形に置かれたテーブルに、参加者は自由に席を選んで座ります。
1人1人はゆったりとスペースをとることができますので、隣の人のことを気にすることは特にありません。
テーブルに置かれた造花から香るアロマテラピー。
BGMが静かに流れていて、気持ちを落ち着かせてくれます。
お茶も入れて下さって、会のあいだは自由に飲んでいます。
保健所健康づくり課の2人の精神保健相談員が『ささえあいの会』を見守ってくれています。
語ることをムリに促すようなことは決して無くて、この場に参加した誰もが『自死』についてを安心して語れる場になっていると思います。
参加した方々はお名前を述べる必要もありません。
むろん、住所や電話番号を尋ねられることもありません。
『ささえあいの会』の約2時間は、あっという間に過ぎていってしまいます。
そして、自由に解散です。
初めて参加するのが不安なのは、当然ですからね
初めて参加しようという方は、いろいろな緊張や不安があるかと思いますが、どうか安心しておこしいただけたらと願っています。
いまだ自死へのタブー視や偏見があるこの社会の中では、大切な方を失った悲しみを言葉にすることや、衝撃の大きさのあまりに涙を流す機会さえ奪われているのが、残念ながら自死遺族の現実だと僕は感じています。
そんなみなさまに、どうかこの場に参加していただきたい、と僕はこころから願っています。
次回の開催は、2008年6月9日(月)10:00~12:00です。