精神保健ボランティア連絡協議会20周年記念講演会へ
今日は、徹夜での原稿書きの合間をぬって、横浜・桜木町にある横浜市健康福祉センターへ。
『神奈川県 精神保健ボランティア連絡協議会』が、なんと20周年を迎えました。
すごい!
精神保健ボランティアって、神奈川県から始まったんですよ。
1984年に神奈川県でスタートしたんです。
それから、88年に3つのグループが結成したのが、この『神奈川県精神保健ボランティア連絡協議会』(以下、『精ボ連』)なのです。
こうした個別のボランティアをネットワーク化したのも、神奈川の精ボ連が全国で最初なのです。
今では毎年行なわれている『全国のつどい』に
とフジノは参加してきたのですが
『全国のつどい』に行くたびに「この活動は神奈川県から始まった」ということに改めて誇りを感じることがたくさんありました。
今日は、その20周年を記念して、地域精神医療の先駆けとして長年活躍してこられた浜田晋先生(浜田クリニック:写真右側)の講演会が行なわれました。
講演会の後は、浜田先生と石川到覚先生(大正大学教授)とで、対談が行なわれました。
「石川先生」のお名前って絶対にどこかでフジノは聞いたことがあるのに、どうしてもどなたなのか想い出せなくて、事務所に戻って、本棚をあたって分かりました!
タイトルもずばり『精神保健ボランティア』という本をお書きになったのが、石川先生でした。
精神保健ボランティアの必要性を理論的に訴えるだけでなく、実際にボランティアを育てる為に最も初期の頃から活動してくださった先人です。
今日の講座では、改めて、精神保健福祉におけるボランティアの存在の意味(専門家だけでは絶対にいけない!)を再確認しました。
ボランティア仲間の「存在」こそ、最大の魅力かも
お2人の先人のお話もとても勉強になりましたが、
かねてから『精ボ連』のみなさまには『同志』としての強い共感の気持ちを抱いているので、久しぶりにお会いできたことがうれしくてたまらなかったです。
フジノはこの4年間は『全国のつどい』にも全く参加できていません。
だから誰も覚えていて下さらないかと思っていたら、すでに受付の時点で
「あら、フジノさん!」
と声をかけてくださいました。
本当にありがとうございます。
前会長の前田さんも、現会長の山口さんも、とてもご活躍の様子でうれしかったです。
今日の講座では、改めて、精神保健福祉におけるボランティアの存在の意味(専門家だけでは絶対にいけない!)を再確認しました。
9日に一般質問です!
横浜から戻って、事務所へ向かう途中。美しい真っ白なあじさいが咲いていました。
今日は、かわいい後輩が結婚式でした。
僕は仕事で参加できなかったのですが、梅雨のあいまに1日きれいに晴れてくれて、本当に良かった。
さあ、今日もひたすら9日の本会議に向けて一般質問の原稿書きです。
がんばらなくっちゃ。
後日談:「福祉タイムズ」に副会長のコラムが掲載されました
6月15日に発行された『福祉タイムズ』(第679号)に、精ボ連20周年を紹介するコラムが掲載されました。
精ボ連20周年~「まち」の隣人として
神奈川県精神保健ボランティア連絡協議会
副会長 松本くに江
神奈川県精神保健ボランティア連絡協議会(精ボ連)は、県社協主催の『精神保健ボランティア講座』の受講修了者が中心になり、他の精神保健ボランティアグループに呼びかけ、“ボランティアでなければやれない活動をしよう”という理念のもと、1988年に発足しました。
そして20年、今では全国に活動が広がっています。
『精ボ連』の事務局は毎週水曜日の10時~15時、かながわ県民センター12階にて開設しており、誰でも集える場や相談コーナーを提供しています。
他にも『精ボ連』では毎月1回のボランティアグループとの情報交換会や、皆さんに広くこころの病を正しく理解していくための講演会の開催や講師派遣による啓発活動、毎月発行の『精ボ連通信』ではボランティアの活動の様子を紹介したレポートを掲載しているので、私たちがどんな活動しているかわかりやすいと思います。
私自身も、『精ボ連』の普及活動として、藤沢の精神病院でボランティアをしています。
交流の中で患者さんが見せて下さる笑顔に支えられ、今年で活動11年目を迎えます。
『精ボ連』の活動は、日頃地域で活動をしているボランティアやグループの力が活かされています。
ボランティア同士のつながりが人をよび、精ボ連20周年記念の講演会(6月7日)には、講師として「町医者のまなざしから」と題して浜田晋氏(浜田クリニック医師)、精神保健講座に当初から関わって下さった石川到覚氏(大正大学教授)をお招きすることができました。
お2人の対談が、「まち」で隣人としてかかわる私たちのさらなる学びになればと期待しています。