横須賀の図書館も自殺予防にのりだします!
今日は、教育経済常任委員会が行なわれました。
市長から提出された『議案』についての質疑応答と採決の後、市民の方々からの『陳情』について市側の所見と、質疑応答と採決がなされました。
その後は、教育委員会・上下水道局・経済部について何についても質疑をしてもよい『所管事項』の審査があります。
ここでフジノは、自殺予防対策について2つの質問を行ないました。
今回はまず、図書館についての提案を、図書館長の答弁と共に載せますね。
(2008年9月議会・教育経済常任委員会・所管事項でのフジノの質疑より)
まず図書館の取り組みについてです。
9月10日から16日まで1週間、『自殺予防週間』として、全国で様々な取り組みが行なわれました。
そんな中、平塚市の図書館の取り組みが非常に注目を集めました。
命の大切さを訴える70種類の図書を紹介する特設コーナーを設置する「こころといのちのサポートのための本」という取り組みを行なった訳です。
これは大きな予算を必要とする訳でもなく、今すでに行政が持っている資源を有効に使うという観点からも、非常により取り組みだと感じました。
図書館司書の方々の持つ経験と知恵に基づいて図書が選ばれて、そして明るいピンクの布で飾るなど、コーナーも立ち寄りやすいようにデザインされました。
そこで教育委員会に質問なのですが、
本市の図書館は、すでに平成17年度にも防災関連の特設コーナーを設置するなどノウハウがございますし、本市の図書館司書の方々も他都市に負けない経験と知恵があると信じています。
また社会教育の拠点としての図書館の役割としてもこうした取り組みは非常に重要だと考えています。
【質問】
ぜひ来年以降の『自殺予防週間』にはこうした自殺予防の総合的な取り組みに図書館ものりだしていただきたいのですが、いかがお考えでしょうか。
お答えください。
図書館長の答弁
平塚市さんが「こころといのちのサポート」のための特設コーナーを設けたということで
私も新聞で拝見しまして、とても良い事業をされたなというふうに実感をいたしました。
横須賀市としても過去にも藤野委員おっしゃったように、震災の時の特設コーナーを設けたこともありますので
今年はもう『自殺予防週間』が終わってしまいましたので、来年度以降、そういったコーナーを設けて行きたい、そういう風に考えております。
フジノの質問
図書館長、ご答弁ありがとうございます。
横須賀の図書館のノウハウっていうのは非常に高いものがあると思いますし、ぜひお願いします。
素晴らしい答弁が返ってきました。
来年度から図書館が自殺対策に乗り出します!
ということで、図書館長の決断によって
来年度からは『自殺予防週間』の取り組みとして、図書館も協力して取り組んでくれることになりました!
素晴らしい!
平塚市の図書館の取り組みをただマネるのではなく、横須賀らしい在り方でさらに良いものとして実行してくれるはずです。
もともと図書館が大好きなフジノですので、こうした積極的な姿勢にとても感激しています。
本当は『自殺予防週間』だけでなく、例えば、ガン対策やエイズ予防ですとかあらゆるタイミングにあわせて図書館がキャンペーンをして下さるといいなと思います。
(※後日追記:2014年現在、市内3図書館では『課題解決コーナー』という名称でまさにこの提案通りの時機に応じたキャンペーンを実施しています)