リカバリー推進フォーラム(仮称)の企画委員会へ
精神障がいのある方々のリカバリーを実現する為に、全国で活動している精神保健福祉に関わる全ての方々に向けて
『第1回・リカバリー推進フォーラム(仮称)』
が、今年の夏、開催される予定です。
(*後日追記:正式に『リカバリー全国フォーラム』という名前に決まりました)
当事者、ご家族、専門家、市民、などなど、全ての立場の方々を対象に、あらゆる団体や組織の垣根をこえて
一緒にリカバリーの理念を考えて、リカバリーの理念を全国に広めていく為の方法を議論すると共に、全国的なネットワークをつくっていくことが目的です。
今夜は、その初めての企画委員会が行なわれました。
『リカバリー』の実現という大きな想いのもとに、あらゆる人々が立場を超えて集う、素晴らしいフォーラムになりそうです。
企画委員会のすごいメンバーを紹介します
企画委員会は、すごいメンバーがそろいました(これからもメンバーは増える予定です)。
委員長に高橋清久先生(国立精神・神経センター名誉総長)を筆頭に
団体として参加している委員は、
個人として参加しているのは、
- 横浜市立大学大学院医学研究科精神医学部門の加藤大慈さん、佐伯さん
- こおりやまほっとクリニックの白潟光男先生
- 精神医療サバイバーの広田和子さん
- WRAPファシリテーターの増川浩信さん
- 福智クリニックの福智寿彦先生
- 日本社会事業大学教授の大島巌先生
- 国立精神・神経センター精神保健研究所の伊藤順一郎先生
です。
なんと、この企画委員会に、市議会議員としての立場でフジノもメンバーとして入っています!
感動、というか、感涙...。
こんなすごいメンバーと精神保健福祉の為に一緒に働くことができるなんて、フジノのこの先の人生で、もう2度と無い気がします。
企画委員会のメンバーに選んでもらえたことをこころから誇りに感じます。
とても光栄です。
8月の開催に向けて時間は無いのですが、参加したみなさまに元気になってもらえる素敵なフォーラムになるようにフジノも全力を尽くします。
「リハ会議」の遺伝子は、「リカバリー全国フォーラム」へ受け継いでいきます
ここから先は、企画委員メンバーとしてではなくて、フジノ個人の想いです。
あくまでも私見です。
かつて、まだ全家連(全国精神障害者家族会団体連合会)があった頃、『リハ会議』という、あらゆる団体の垣根を超えて集える場がありました。
かつて20年間で18回も開催されたリハ会議ですが、フジノは参加者としても何回も参加しましたが、大学時代にはボランティアとしてお手伝いをさせてもらいました。
参加者の方々を会場の誘導をしたり、車椅子でいらした方々を分科会場へと一緒に移動したり。
裏方で見ているとよけいにハッキリ分かったのですが、みんなですごく激しい議論をしたりするのですが『リハ会議』から帰っていく方々は、とても笑顔だったのです。
僕自身も参加者として参加した時には、あんなふうに笑顔で帰っていったのだと思います。
そのリハ会議も、全家連の解散と共に消滅してしまいました。
団体や組織の垣根を超えて、みんなが集えるような場が消えてしまいました。
あの頃の『リハ会議』がキラキラとした思い出として僕のこころに強く印象に残っています。
かつて、精神障がいとの出会いの中で、情報も何も無くてどうしたら良いか分からずに迷い苦しんでいた高校時代~大学時代のフジノは
全家連やリハ会議の存在によってとても励まされて、また明日もがんばって生きていこうと思えたのです。
かつての僕と同じように、今もそんな風に迷い苦しんでいる人々がたくさんいるならば
あの頃のリハ会議が持っていた熱気や元気や笑顔やハッピー感をこの『リカバリー推進フォーラム(仮称)』のスタートによって提供できる場が復活できたらいいなと願っています。
いや、必ずそうなるはず!そうする!
これだけすごいメンバーが集まっているのだから。
これから7ヶ月、全力でがんばろう!