『市議の補欠選挙』は無い見込みです
『議会対応マニフェスト(案)』の発表と共に、雄人(吉田雄人市議)は「ぎりぎりまで辞職をしない」ことを発表しました。
これは、4年前に立候補した木村正孝さんと同じ方法を取った訳ですが、
「現実的に意味がある判断だ」
とフジノは2つの点で評価しています。
理由1、議員定数を減らすべきだから
第1に『議員定数を減らすべき』だという観点からです。
現在の『議会改革』の流れの中で「横須賀市議会に43人の議員定数は多いのではないか」という議論があります。
雄人が市長選挙に挑戦することになれば、43人の市議会議員が1名欠員となります。
仮に欠員となっても、市議会は問題なく回っていくでしょう。
そうなれば、この1名は減らしても問題が無いことが現実的に証明されます。
『定数削減』は1名以上で行われるはずです。
理由2、財政再建は待ったなしだから
第2に『財政再建』の観点からです。
仮に『補欠選挙』が行わることになれば、補正予算が組まれて、追加で4000万円も税金が必要になります。
現在でも厳しすぎる横須賀の財政に、あえて補欠選挙の為だけに4000万円をかける必要はありません。
欠員1名のままでいけば、その1名分の市議会議員の給与・ボーナス・政務調査費・委員会視察旅費など、本来在籍していたら支出される予定のものが残りの2年間分、支出されなくなります。
これだけでも大きな節約になります。
このように2点の意味で、補欠選挙をやるべきではない、とフジノも考えています。雄人の判断は正しいと評価します。
神奈川新聞が報じてくれました
神奈川新聞がこの点について報道してくれました。
以下に引用させていただきます。
吉田雄人市議 市長選直前、辞職の意向 市議補選ない見込み
6月28日投開票の横須賀市長選への立候補を表明している横須賀市議の吉田雄人氏(33)は22日、
市議の補欠選挙を避ける為、6月11日以降に市議を辞職することを明らかにした。
同市選挙管理委員会によると、公職選挙法に基づき市長選告示日(6月21日)の10日前にあたる6月11日より前に欠員が生じた場合、市長選と同時に市議補選が実施される。
市長選単独に比べて4000万円ほど費用がかさむという。
(佐藤 浩幸)