子宮頸がんと向きあい続ける新たな決意
フジノが子宮頸がんについて学びはじめたのは、もう今から何年前のことだったでしょうか。
きっかけは、僕の大切な後輩が「こどもを産みたい」という想いから受けた検診の場で
ドクターから聴かされたのは妊娠についての嬉しい話どころか、逆に、「子宮頸がんの可能性が高い」という診断を受けたから、でした。
まさに、天国から地獄へ、喜びの気持ちから最悪の絶望へと彼女は一瞬にして追いやられてしまいました。
けれども彼女は生きていく為に一生懸命に学んで、あまりにも多くの若い女性が子宮頸がんに罹患している現実を知りました。
そして、その現実をフジノに伝えてくれました。
たくさんの涙をのりこえて彼女がそんな想いを伝えてくれたことは、とても僕のこころをうちました。
ちょっと調べただけで、政治・行政の努力しだいで本当は救えたはずの命がたくさんあることが分かりました。
何故なら、子宮頸がんは唯一の予防できるガンなのに、先進国で予防ワクチンが認可されていないのは日本だけなのです。
政治家としてフジノは、成すべきことを全てしなければならないと決意しました。
それから、たくさんの女性の方々に子宮頸がんのお話を聴かせていただきました。
お話を聴かせていただく方々は、すぐにたくさん見つかりました。
もしかしたら、なかなか表に出てこない話題に感じるかもしれませんが、フジノがこの問題に関心があると世間に伝えてからは、逆に「なんて身近な病気なのだろう」と感じるようになりました。
あなたのまわりにも、きっと言えないだけでたくさんいらっしゃるはずです。
身近なまわりの女性の多くが、本当に多くの女性がこの病気で苦しんでいることが分かりました。
検診を受けた時の具体的な様子や、検診の結果が悪くて再検査だと聴かされた時の気持ちや、実際に手術を受けた時の状況や、その後の体調の変化などを
男性であるフジノに対して、恥ずかしさやつらさを乗り越えて、本当にたくさんのお話を聴かせていただきました。
たびたびこの活動日記でも、子宮頸がん検診を「ぜひ女性のみなさまに受診してほしい」と訴えてきたので、ますます多くの女性から、生の声を聴かせていただけるようになりました。
聴けば聴くほどにやりきれなく切ない気持ちになりました。
子宮を全摘出した方のお話もうかがいました。
ガンから自分のいのちは守れたけれども赤ちゃんを産むことはできなくなったという事実にこころの底から苦しみ続けている姿を目の当たりにしました。
予防できるはずの子宮頸がんから女性を守ろうとしないこの国の政治・行政の怠慢に失望させられました。
けれども、いくらこの国の政府がだらしなくても
いち市議会議員であるフジノなりにこんな現実は絶対に変えることはできると強く信じています。
今年の6月議会の本会議で市長に対して一般質問を行なったのもそのひとつです。
絶対に今の状況は変えることができる、救えるいのちを救うことができる政治・行政を実現できるというその強い想いは、今も変わりません。
そして、この7月に入って、さらに強くそう信じる出来事に出会うことができました。
実は、フジノに子宮頸がんと向きあうきっかけをくれた後輩が、長い闘病の末に、かわいい赤ちゃんを無事に出産したのです。
七夕の日のことでした。
この数年間の僕は、大切な人を次々と失うばかりで
本当に僕は、とてもとても不安でした。
無事に生まれるその瞬間まで
おかあさんである後輩の命も、赤ちゃんの命も「どうか無事であってほしい」とこころから祈り続けました。
本当にうれしかったです。
きっかけを与えてくれた後輩にハッピーが訪れたとしても
政治家としてフジノは、今この瞬間も子宮頸がんによって苦しんでいる方々が本当にたくさん存在していることを決して忘れることはありません。
改めて今、むしろ確信しているのです。
必ず救うことができる命がたくさんあるのだ、ということを。
時に「男性が子宮頸がんなんてよく関心を持ったね」と感心されたり、街頭演説で「子宮の話なんて卑猥だ」と呆れられたりしながらも
フジノはこの国の子宮頸がん対策を推進する為に、これからもしっかりと問題と向き合い続けようと改めて決意しました。
さらに全力を尽くしていきます。
だから、どうか女性のみなさま、検診を受診して下さいませんか。
早期発見と早期治療は、本当に大切です。
そして、今まさに闘病しているみなさま、どうか決してあきらめないで下さいね。
どうかお願いします!
明日以降、いろいろ発表していきますね
まだまだ市長選挙に関わる作業がいろいろと残っているのですが、政治家フジノの本業へ費やす時間が少しずつ戻ってきつつあります。
いくつかの視察、いくつかのイベントへの出演、などなど明日以降、少しずつ発表していかれそうな予定です。
どうぞ、お楽しみに。