「地方議員年金を廃止する議員と市民の会」が結成されました
明治大学で行なわれた『結』のイベントを前半部分だけで途中退出して
新宿区役所の中にある、新宿区議会の第1委員会室へ向かいました。
『(仮称)地方議員年金を廃止する議員と市民の会・結成準備会』
に参加する為です。
数日前、下のようなお知らせをいただきまして、その想いはフジノも全く同じなので参加することにしました。
(仮称)地方議員年金を廃止する議員と市民の会結成準備会へのお誘い
地方議員年金、中でも市・町村議会議員年金財政は、「平成19年度で184億円の赤字であり、平成23年度には枯渇」と広く報道されています。
このことは何年も前から指摘されていたにも関わらず、大幅な掛金・負担金等の引き上げと給付の引き下げという弥縫策を重ねるばかりで、年金財政はさらに悪化の一途を辿りました。
しかも最近は、悪化の原因は平成の大合併にあるのだと言って(実際にはいずれにしても枯渇は時間の問題であることが判明)国に対し、存続のための方策を取れ(=税金を注入せよ)という意見書を挙げる議会さえ出ています。
その一方で、年金共済金の納付を拒否するという行動に出る議員たちも出ています。
現在総務省では地方議会議員年金制度検討会を立ち上げており、この年末には廃止も視野に報告書を出す予定です。
私たち議員や市民は、この事態を傍観するだけでよいのでしょうか。
それとも国会議員年金のように廃止はしたものの、その後40年間(掛け金はなく)公費のみを投入し続けると言う「名ばかり廃止」になるまで沈黙を守り、もらうものはちゃっかりもらうという「逃げ得」を待つのでしょうか。
もう、一刻の猶予もありません。
私たちが声を上げない限り、本当の意味での廃止にはならないでしょう。
そこで、以下の2点を共通目標として、行動しようではありませんか。
- 地方議員年金を廃止する
- 自らの身を削ることも厭わない
本日は、わずか7名の参加にとどまりましたが、すでに何名もの賛同者の名前があがっています。
本日の準備会で、正式に
『地方議員年金を廃止する議員と市民の会』
が発足することとなりました。
事務局の体制などは少しずつ動いていくはずですが、とにかく次回、12月6日(日)14時に『総会』を行なうことになりました。
(場所は未定です)
できることならば、想いを同じくする市民・議員のみなさまと廃止に向けた行動を一緒に取っていただきたいと願っています。
地方議員年金に対するフジノの考え(会の考えではありません)
(ここから先は、フジノ個人の考えであって、会の考えや決定とは全くカンケーありません)
地方議員(市・区・町・村の議員)OB・OGたちに支払われている『議員年金』というのはすでに制度は破綻しているのです。
政治家であるフジノたちも『掛け金』を支払っていますが、それだけではもはやまかなえないので、税金を投入しているのです!
『掛け金』だけで運営できたのはスタートから11年だけで、1972年から36年間にわたって税金で補填しつづけてきたのです。
政治家はみんな国民年金に入っているのに、12年間(=3期)政治家をやれば『上乗せ』で議員年金をさらにもらうことができます。
こんな特権はおかしいです。
ただでさえおかしな特権なのに、そこに税金を投入しているのはもっとおかしいです。
しかも、地方議員年金の破綻は、もうずうっと前から分かっていました。
それなのに、投入する税金を増やしたり、現役議員からの掛け金を増やしたりして、
最終的な『廃止』という決着を先送りしてきたのです。
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すでに雑誌などあらゆるメディアで宣言してきた通り、
政治家としてフジノは、
議員年金は今すぐ廃止すべきだ
と考えています。
フジノは自分にその資格があったとしても『議員年金』を受けとるつもりは全くありません。
今すぐに『廃止』して、税金の投入をやめるべきだと考えています。
税金の投入を即刻やめるべきである以上、支払うことができる年金の元手が無くなるのですから
今、議員年金を受け取っている政治家OB・OGの方々には大変申し訳ないこととは思いますが
議員年金の受け取りは、辞退していただきたいと考えています。
これだけの財政危機に日本を追い込んだのは、歴代の政治家OB・OGの方々にも大いに責任があります。
『痛み』を国民のみなさまにだけ押し付けるのではなく、政治家であった人間が『痛み』を引き受けることが必要だと信じています。
このフジノの意見には、多くの政治家OB・OGの批判があるでしょう。
けれども結論はもう「廃止に向けて動くことしかない」とフジノは考えています。
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この数年間にわたって続く厳しい経済・社会状況の中で国民年金だけで生活しておられるたくさんの市民のみなさま。
あなたはどうお考えですか?