地方議員年金を廃止する市民と議員の会、活動スタート!
今夜は、高田馬場へ。
『地方議員年金を廃止する市民と議員の会』へ参加しました。
前回11月14日の準備会から、毎日のようにメンバー間でメールでのやりとりが繰り返され、すでに会のブログもオープンし、ついに今日、本格的にスタートしました!
どこのまちでも12月議会が開催されているまっただなかですが、あえてこの時期に設定した理由があります。
総務省の下部機関である『地方議員年金制度検討会』が今年3月からスタートしていますが、早くも次回の第6回目が最終回となるのです。
総務省HPによれば、この検討会の『設立目的』はこんなです。
市町村合併の大規模かつ急速な進展に伴う会員数(フジノ注:地方議員のことです!)の予想を上回る減少、年金受給者(フジノ注:地方議員OBのことです!!)の増加、行政改革に連動した議員定数・議員報酬の削減により、近年、地方議会議員年金の財政は極めて厳しい状況にあります。
このため、地方議会議員年金制度を将来にわたって安定した制度とするために講ずべき具体的施策について、幅広く議論していただくため、学識経験者、地方議会議員共済会代表等で構成する検討会を開催します。
これ、『目的そのもの』がおかしいです。
「地方議会議員年金の財政は極めて厳しい状況」にあるのに
「将来にわたって安定した制度とする」にはどのようなことをすれば良いのかを決める為の場なのです。
すでに破綻している地方議員年金制度をあえてこれからも続けていく為には「さらに多くの税金を投入する」こと以外に方法はありえません。
そんなことをわざわざ検討会をたちあげて話し合うという目的自体が間違っています。
このような間違った目的のもとで作られた検討会で出される『延命策』は、簡単に想像ができます。
けれども、そんな結論をこの『地方議員年金制度検討会』で絶対に出させない為にも、少しでも早く動く必要があったのです。
地方議員年金を廃止する。
延命はさせない。
それが『地方議員年金を廃止する市民と議員の会』のたった1つだけの『目的』です。
この目的を実現する為にだけ、この会はスタートしました。
廃止が実現したあかつきにはすぐに解散します。
明日も議会があるのに高田馬場まで来てくれた参加者は合計13名。
参加を表明してくれている地方議員は多数にのぼります。
例えば、我らが横須賀市議会からは浜野まさひろ議員も参加を表明してくれています。
この国はすさまじい財政危機にあり、その責任は国会議員だけでなく、地方議員にもあります。
何故、ふつうに暮らしている市民のみなさまが国民年金だけで必死に生活しているのに
地方議員だけが国民年金に上乗せして議員年金という『特権』を受け取れるのか。
しかも、遺族で受け取る権利があるのは、なんと『孫』まで!
おじいさんが政治家になって議員年金を受け取ればそのおじいさんが亡くなっても孫にまで遺族年金が出るのです。
異常としか言いようがない『特権』です。
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今夜、正式に会の名前・会則・体制も決まり、これからの活動方針もばっちり決まりました。
まず第1弾は、要望書を関係各所へ出します。
すでに文章は完成していますので、近日中に公開できるはずです。1人でも多くの賛成してくれる地方議員のみなさまを待っています。
どうか全国の地方議員のみなさま、
一緒に地方議員年金制度を廃止する為に立ち上がって下さい!
全国の市民のみなさま、あなたの大切な税金がこんな特権を延命させる為に使われることを許さないで下さい!
一緒に間違った制度を廃止していきましょう。
特権を無くしていきましょう!