自殺対策強化月間・街頭キャンペーン@汐入駅前
今年から3月は『自殺対策強化月間』に指定されました。
(内閣府サイトより)
最近の自殺をめぐる厳しい情勢を踏まえ、様々な悩みや問題を抱えた人々に届く「当事者本位」の施策の展開ができるよう、政府全体の意識を改革し、一丸となって自殺対策の緊急的な強化を図るため、自殺総合対策会議において、『いのちを守る自殺対策緊急プラン』を決定し、例年、月別自殺者数の最も多い3月を『自殺対策強化月間』と定めました。『自殺対策強化月間』では、地方公共団体、関係団体等とも連携して、重点的に広報啓発活動を展開するとともに、関係施策を協力に推進するため、経済団体、労働団体、関係する職能団体、当事者等の団体及び支援団体、関係する学会、直接自殺対策に関係する活動を行っている団体以外の、広い意味での自殺対策に資する活動を展開している団体及び自殺対策に関する普及啓発事業等に協力することのできる全国組織・体制を有する団体等、できる限り幅広い団体からの協賛を得て、当事者が支援を求めやすい環境を作るための「生きる支援」として展開することとしています。
そこで、横須賀市では、これまで9月にのみ行なってきた『自殺対策街頭キャンペーン』を3月にも行なうことになりました。
という訳で、今日は『自殺対策強化月間』の街頭キャンペーンの第1日目でした!
フジノは新年度予算案を審議する委員会でした。
委員会がスタートする前には
「今日は街頭キャンペーンがあるので、質疑は早く切り上げます(笑)」
なんて冗談を言っていたのですが、
いざ審議が始まればそんな言葉は完全に忘れ去り、がっちり質疑をしました。
それでも、ラッキーなことに街頭キャンペーンの開始10分前に、会場である汐入前に到着することができました。
保健所健康づくり課精神保健福祉班をはじめ、自殺対策連絡協議会の方々やボランティアのみなさまで、約20名くらいの参加となりました!
健康づくり課長がマイクで市民のみなさまに語りかけながら、参加者のみなさまでリーフレットを配りました。
あいかわらず汐入駅前は風が強くて(ビル風ですね)、帽子が吹き飛んでしまいそうな勢いでした。
けれども、参加者のみなさまの熱意は強く、18時まで配布を続けました。
17時半くらいには吉田雄人市長も到着して、市民のみなさまに自殺対策の意義をわかりやすく語りかけていました。
このまちの交通事故で亡くなる方々よりも火災で亡くなる方々よりも、ダントツに多い自殺の現状。
自殺とは個人の身勝手な死ではなく、追い込まれた末の死であること。
そして、政治と行政が全力を尽くしていくことで、もっともっと多くの方々のいのちが失われなくて済むこと。
また、マイクで話すだけではなくて、直接にリーフレットを手渡ししながら市民のみなさまに
とお伝えしていました。
横須賀市が自殺対策の街頭キャンペーンを汐入駅で行なったのは初めてでしたが、多くの市民の方々がリーフレットを受け取って下さいました。
(フジノ個人の自殺対策ひとり街頭キャンペーンは何度もやっております)
渋井哲也さんが取材してくれました!
今日は、神奈川新聞も取材に来て下さいましたが、さらになんと
あの渋井哲也さん(ジャーナリスト)も取材に来てくれました!
渋井さんは、自傷・自殺未遂をはじめ、ネット心中などの現代型の自殺について誰よりも早くから取材をして世間に実態を知らしめてきた、素晴らしいジャーナリストです。
そんな渋井さんに取材していただいて、本当に光栄でした。
ものすごくうれしかったです!
本当にありがとうございます。
街頭キャンペーン終了後、数時間にわたって渋井さんからインタビュー取材を受けました。
渋井さん
「フジノくんが取り組んでいる自殺対策を亡くなった彼女は喜んでいると思う?」
フジノ
「いえ、望んでいないと思います。
そもそも政治家になんかなってほしくなかったと思っているはずです」
渋井さん
「じゃあ、何故、フジノくんは自殺対策に取り組んでいるの?」
フジノ
「自分自身の納得の為です。自分の為だけにやっています」
尊敬している渋井さんが相手だったので、今まで誰にも話したことが無いような本音をたくさんお話ししました。
この取材は、秋頃に出版される本に掲載されるとのことです。
楽しみです。
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市長を筆頭に、街頭キャンペーンに参加して下さったみなさま、そして、汐入駅前でリーフレットを受け取って下さったみなさま、今日は本当にありがとうございました。
次回は、あさって17日(水)に北久里浜駅前です。
後日談:出版されました!
2010年11月9日、この本が出版されました!
詳しくはこちらをご覧下さいね。