「リカバリー全国フォーラム2010」が大成功に終わりました!
昨日の活動日記に続いて、写真と1行ほどの紹介文で失礼します。
精神保健医療福祉のあらゆる立場を超えて日本のリカバリーをすすめていく為の『リカバリー全国フォーラム』の第2日目の様子です!
第2日目
朝9時半からスタートした『リカバリー全国フォーラム』の2日目。
わずか2年目にして、なんと総参加者は1200名を超える大イベントとなりました!
事前申し込みが1000名、当日申し込みが100名、シンポジストと分科会の出演者とスタッフが100名です。
さて、最初のプログラムはフジノのヒーローである大熊一夫さんです。
特別講演『リカバリーは精神科病院で実現できるか』です。
「講演のタイトルを付けたのは僕じゃないんです。
これじゃあ、生ぬるい限りです。怒りが伝わってきません。
僕だったら、『日本の精神科病院ではリカバリーはほぼ絶望!』というタイトルにします」
こんな刺激的な言葉で大熊さんは講演をスタートしました。
イタリアでの精神科病院廃止について日本で誰よりも詳しい大熊一夫さん。
日本の精神保健医療福祉が世界の中でも際立って遅れているということを『怒り』をこめてお話してくれました。
講演のラストも、大熊さんらしかったです。
イタリア精神医療改革の父、フランコ・バザーリアが弟子に語った言葉を引用して、言いました。
ウンコで手を汚してみろ!
これは、
専門家は机にふんぞりかえっていないで現場に出てこい
ということを強く訴えての言葉でした。
ところで、こういう講演の演者の方って、自分の出番の前に来て終わったら帰ってしまうことが多いのですが
実は、大熊さんは、昨日から来て下さって、しかも朝から夜までずっとフォーラムに立ち会っていて下さいました。
フジノが昨日文京学院大学に到着して、最初にお会いした方が大熊一夫さんで、
懇親会場を抜け出す時に、最後にあいさつした方も大熊一夫さんでした。
大熊さんは、いつも現場にいらっしゃる。
バザーリア風に言うならば、いつも「ウンコで手を汚している」のが大熊さんです。
本当に、フジノもずっと見習い続けたい姿勢です。
大熊さん、いつも本当にかっこいいです。
バザーリアのお弟子さんたちが来日します!
11月にバザーリアのお弟子さんたちが大熊さんらによって来日することになりました。
ぜひこちらをご覧ください。
そして、ぜひみなさまいらしてくださいね。
東京だけでなく、横浜、大阪、長崎の合計4か所で講演が行われます。