事業仕分けの40事業の選び方への怒り
横須賀市が10月に行なう『事業仕分け』について、フジノはずっと追いかけてきました。
今回の横須賀市の『事業仕分け』では、合計40事業が仕分けの対象となります。
市の1,000を超える事業の中から40事業を選ぶプロセスをチェックする為に
対象事業を選ぶ場である『行政改革推進委員会』もフジノは傍聴を続けてきました。
(*毎回、フジノ以外に傍聴はゼロでした)
そうした中で見えてきた問題点について、そのたびにツイッターでも繰り返し発信してきましたが
今回、9月議会の常任委員会の場で対象40事業の選び方の問題についてフジノは指摘しました。
ふだんこうした常任委員会の場での質疑が注目されることは無いのですが、神奈川新聞とタウンニュースがあえて報じてくれました。
恣意的な対象事業選び。福祉事業が狙い撃ち、ハコモノ外し
もともとフジノは『事業仕分け』には賛成です。
昨年に政府が『事業仕分け』を行なう前から『構想日本』(政策シンクタンクです)が行なってきた活動に注目してきました。
また、3月の予算議会でも吉田市長への質疑の中で、『ハコモノ3兄弟』を『事業仕分け』すべきだと提案しています。
しかし、『ハコモノ3兄弟』は1つも仕分けの対象になりませんでした。
その一方で、こども家庭福祉・高齢者福祉・障がい福祉がねらいうちをされてしまいました。
少しだけ例を挙げてみます。
- 重度障害者等福祉手当
- ねたきり高齢者等紙おむつ支給
- ねたきり高齢者出張理容等サービス
- ひとり暮らし高齢者等緊急通報システム貸与
- 福祉バス運行
- 横須賀こころの電話
- 子育てネットワークづくり推進
- 社会福祉施設 水道料金等繰出金
- 乳幼児健康支援デイサービスセンター(病児保育)
もともと40事業にしぼりこむ前には、332事業が対象になっていました。
フジノはもちろんその332事業もチェックしました。
そこには『美術館の運営』についてなども入っていたのですが、いざフタをあけてみたら、40事業から全て外されていました。
みなさまはハコモノを全く仕分けせずに、これらの事業を対象にしたことをどう思いますか?