(前の記事から続いています)
日高庸晴先生の講演「若者になぜHIV感染が広がっているのか」
続いて、日高康晴先生の講演でした。
『若者になぜHIV感染が広がっているのか』
です。
パワーポイントの資料はこちらです。
日高先生は、若手の研究者の中でフジノが最も信頼している方です。
定期的におこなっている調査があるのですが、その結果を報告しているこちらのHPもぜひご覧ください。
さて、プログラムは3つ目まであったのですが、残念ながらフジノは病院に行かねばならなくてここまでで退出しました。
この後は、『かながわレインボーセンターSHIP』の代表である星野慎二さんが講演をしてくださいました。
『SHIP』は、神奈川県の保健福祉局と教育委員会との共同事業として運営されています。
横浜駅西口から徒歩数分というアクセスしやすい場所にあるので、フジノも『SHIP』に何度かおじゃましましたが
ふだんの市民の方からの相談活動の中で、いわゆる『性的マイノリティ』とされる方々からご相談をいただくと『SHIP』を紹介させていただいています。
カウンセリングをしていただいたり、ドクターを紹介していただいたり、とても力強いサポートをしてもらっています。
ぜひみなさまも訪れてみて下さいね!
すごく過ごしやすい場所です。
ソウイチくん、日高先生、星野慎二さん、今日は本当にありがとうございました。
誰にとっても「暮らしやすい/生きやすい」と感じてもらえるまちにします
『自殺対策』と『精神保健福祉』がメインの政策のフジノですが、この数年間は、『子宮頸がんの予防』と『性的マイノリティとされる方々の支援』にも特に力を入れて活動をしてきました。
ふりかえってみると、2010年に開催された4回の全ての議会で『性的マイノリティ関連の質疑』をフジノは行なってきました。
- 3月議会では教育経済常任委員会で、生涯学習部長と学校教育課長に。
- 6月議会では本会議の場で、教育長に。
- 9月議会では民生常任委員会で、こども育成部長とこども青少年支援課長に。
- 12月議会では民生常任委員会で、保健所長に。
それは、「守ることができる命を守るのが政治家の仕事だから」というあまりにも当たり前の理由からです。
この世界には、すさまじい数の苦しみや悩みがあります。
そんな世界を生き抜いていく上で、絶望の中でもなんとか生きていこうと感じることができるとすれば
大切な人の存在があるから
だとフジノは思うのです。
唯一の希望は『愛する人の存在』ではないかと思います。
誰かを愛することは、生きていくことそのものだと思います。
それなのに、たまたま生まれもった性的志向の違いだけで、社会から排除されるようなことがあったり、愛する人を愛しているということさえ阻まれるようなことがあれば生きていくことは暗闇と絶望そのものになってしまいます。
だから、少しでもそんな現実を変えたい、と願うのです。
『性的マイノリティ』とされる方々にとって「暮らしやすい/生きやすい」と感じてもらえるまちになるように、これからも全身全霊をかけて活動していきたい、そう思っています。