中央学童クラブ設立10周年記念式典へ
今日は、市役所のまうらにある諏訪小学校へ。
『中央学童クラブ』の設立10周年をお祝いする記念式典に来賓としてお招きいただきました。
フジノは『学童保育』が大好きなので大喜びで参加させていただきました。
(学童クラブにお邪魔した9年前の記述がありました。例えば、こちらとかこちらとか)
現在、横須賀市内には54の学童クラブがあります。
フジノが政治家に転職する前(9年前ですね)にはまだ市内49小学校の半分にしか学童保育がありませんでした。
それがここまで増えたのは本当に良かったなあと思います。
けれども、数は増えても、問題はまだまだ山積みです。
『学童保育』を利用している割合は全国では20%ですが、横須賀市ではわずか9%に過ぎません。
その原因の大きな1つは、全国的に見ても高すぎる学童保育の保育料金にあります。
横須賀の学童クラブでは、毎月2~3万円もかかるのです!
下に全国の平均保育料の表を載せましたが、全国平均月額の2~5倍にもあたります。
保護者の方々がこどもを学童保育に通わせたくても通わせられずにカギっ子になっているこどもが多いのだろうと思います。
何故、保育料が高くなるかと言えば、校舎を使わせてもらえなくて、民間の借家を使用している為に家賃が高いからです。
この中央学童クラブも、諏訪小学校の教室は使わせてもらえず市役所の裏にあるビルの2階を、家賃を払って借りています。
学校の教室を利用させてもらえれば、家賃はゼロになりますので当然、毎月の保護者の方々の負担も減ります。
こうした状況を変えていかなければなりません。
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どこの学童クラブを訪れてもいつも感じることなのですが、ひとりっこの世帯がとても増えている中でいろいろな年齢のこどもたちが毎日みんなで一緒に暮らせる学童クラブの環境というのは、きょうだいと過ごしているのと同じ意味があると思います。
高学年のこどもたちは低学年のこどもたちを弟や妹のように面倒をみてくれますし、みんなでおやつを作ったり、運動をしたり、勉強をしたり、とても良い経験をしているなあと思います。
さて、来賓あいさつが終わると、こどもたちが『すわっこソーラン』を踊ってくれました。
諏訪小学校のこどもたちが踊るソーランなので『すわっこソーラン』ですね。
元気いっぱいのダンスだったのでフジノが撮った写真は全てブレてました。
10年間にわたって学童クラブを続けていくのは、指導員の方々が本当に大変なご苦労があったのだろうなあと思います。
保育料に加えて、学童保育の大きな問題の1つは、指導員の方々の待遇があまりに厳しすぎるということです。
お給料が安すぎる、福利厚生は無いに等しい。
学童クラブの指導員だけでは食べていくことができなくて、生活の為に2~3の仕事をかけもちせざるをえないという話をとてもよく聴きます。
そんな中でも指導員のみなさんは積極的に研修を行なって、指導員としての資質の向上に努めておられます。
学童クラブの指導員の方々というのは本当にすごい方が多いです。
こうした方々の熱意に支えられているというのは政治・行政の甘えだと思います。
大切な仕事にはそれに見合った報酬があるべきなのですから...。
中央学童クラブの『10周年記念誌』が配られたのを事務所に戻ってからじっくり読ませていただきました。
保護者の方々、指導員の方々、学校の方々、地域の方々、たくさんの方々に支えていただいて10年があるのだと感じました。
これからもずっと、20周年、30周年と続いていかれるように、政治家としてフジノは学童保育の支援にしっかり力を入れていかねば。
こどもたちを守ることは、大人の責任なのだから。
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お招きくださった中央学童クラブのみなさま、今日は本当にありがとうございました!
今度は、式典では無くてふだんの学童クラブにお邪魔させていただきますね!