国際医療福祉大学院で14週間学びます
夕方から、東京・南青山の国際医療福祉大学大学院へ。
医療・福祉の連携を学ぶ為に、これから14週にわたって土曜日は大学院の講義を聴講します。
講義のタイトルは
『医療福祉の転換~地域包括ケアシステムの構築へ』
です。
医療福祉介護は今後21世紀型ケアシステムの構築にむけ歩みだすことができたのだろうか。
本講義はこのような問題意識で、地域包括ケアにむけた方向性を検証することとしたい。
その際、今後重要となる住宅政策、経済政策についても留意する内容とする。
というのが、講義の紹介文です。
医療・福祉政策のリーダー2人から学びます
コーディネーターは、こちらのお2人です。
- 高橋紘士先生(医療福祉学分野・教授)
- 武藤正樹先生(医療経営管理分野・教授)
お2人は、日本の医療・福祉政策の重要メンバーです。
2025年の日本の在り方として『地域包括ケア』が提唱されていますが、そのもととなった『地域包括ケア研究会報告書』を作成した研究会のメンバーの1人が高橋紘士先生です。
すでに武藤正樹先生についてはこのHPでも何度かご紹介しましたが、新たな『医療計画』を策定する審議会の座長を務めた方です。
また、3月23日に第1回が開かれた『精神科医療の機能分化と質の向上に関する検討会』の座長でもあります。
このお2人のコーディネートによって、医療・福祉分野のトップリーダーである方々から学んでいきます。
まもなくやってくる日本の姿を直視しなければ対策も生まれない
初回である今日は、高橋紘士先生によるイントロダクションでした。
まもなくやってくる日本の姿を直視することからスタートしました。
国土交通省が昨年発表した推計によれば、
- これまでは最も一般的であった『夫婦と子』の世帯はまもなく少数派になる。
- これまでは少数派であった『高齢者単独』の世帯がまもなく最も一般的な形になる。
- まもなく日本の人口は、終戦後と変わらないほどに減っていく。
人口が減少するのは、もはや何年も前から分かっていた『事実』です。
問題なのは、人口構造(世帯の形など)が大きく変化していくことです。これに対応した社会全体の政策を打っていかねば、日本は立ちゆかなくなるのです。
現実を直視すること。
それだけしか前に進むことはできません。
フジノの使命は2050年の日本を希望の持てる姿にすることです
政治家フジノにとって、2025年~2030年まで社会保障・社会福祉を守ることが最大の課題です。
団塊の世代が後期高齢者になる大きな波をまず乗り越えなければいけません。
福祉を守って、次の世代に引き継ぐことが自分の最大の仕事なのだと覚悟しています。
けれども、その波を乗り切ったら、団塊ジュニア世代が後期高齢者になる2050年がやってきます。
フジノも団塊ジュニア世代なのですが、僕たちの世代が亡くなると、日本の人口は一気に減少していきます。
この2つの大きな波を乗り越えると、日本は今とは全く違う姿になります。
その新しい姿が少しでも希望が感じられるものであるように現実を変える力を持っている政治家という立場の1人として、全身全霊を賭けて取り組んでいきたいです。