内海さん一家のお話を伺いました/アサノさんの障がい福祉研究会
今日は、2週間ぶりに慶応義塾大学SFCへ。
先週は『民生委員・児童委員大会』にフジノは出席しましたので、『障がい福祉研究会』(浅野史郎教授ゼミ)は欠席させていただきました。
『研究会』のみなさんは、横浜市内の重症心身障がいのある方々の入所施設を見学されたそうです。
今日は、内海隼悟さんとご両親の智子さん・邦一さんが講師でした。
隼悟さんが出演した映画やミュージカルや海外での障がいのある方々が俳優として出演している作品を観るとともに
隼悟さんのお話をうかがい、質問をさせていただいたり、智子さん・邦一さんご夫妻のお話をうかがいました。
フジノは、昨年の朝日新聞の記事で、内海隼悟さんの芸能活動が取り上げられていたのを読んだことがあります。
横須賀でも上映された映画『筆子~その愛~』にも隼悟さんは出演していました。
隼悟さんの誕生から現在に至るまでをお母さまの内海智子さんが著したこの本も好評です。
『ぼくはダウン症の俳優になりたい』(内海智子著、雲母書房、2009年)
今から20年近く前のことになりますが、1996年、映画『八日目』で主演をしたパスカル=デュケンヌさんは、カンヌ映画祭で主演男優賞を受賞しました。
デュケンヌさんは、ダウン症の障がいがあります。
この作品の中では、俳優としてダウン症のある方の役を演じました。
内海さん一家はこの作品との出会いを通して、日本でも障がいのある方々が『芸能の世界』に進む機会がもっとあるべきではないかと感じたのですね。
そして、内海さんは様々な活動を行なって、知的障がいのある児童のプロダクションの設立も実現しました。
実際、欧米では障がいのある方々が俳優・女優として、テレビや映画などで多くの作品に出演しています。
それから20年近くが経って、日本での知的障がいのある方々の映画・演劇・テレビなどの芸能活動はここ数年ようやく増えてきました。
先ほど紹介した朝日新聞の記事もこうした傾向を紹介したものなのですが、その背景には内海さん一家の活動が大きく貢献していたのだと改めて今日学びました。
内海隼吾さん、内海智子さん・邦一さん、今日は本当にありがとうございました。
アサノ先生、今日もありがとうございました。
3時間の研究会のおやつ休憩に横須賀のおみやげを食べました
ところで...。
アサノさんの障がい福祉研究会は3時間の長丁場なので、途中で10分ほど休憩があります。
この時、ゲストでいらっしゃった講師の方々が持ってきて下さったおみやげをみんなで頂きます。
みんなでおやつの時間、という感じでとても楽しいのですが、実は、毎回、少し気が引けていました。
というのも、フジノは自分がゲスト講師で来た時は緊張しすぎて頭が回らず、おみやげを持ってこなかったのです(汗)。
そこで今日ついに、持って行きました!
『横須賀おみやげコンテスト』の第1回金賞受賞作品である『黒船かりんとうまんじゅう』です。
研究会のみなさんが「おいしい!」と喜んで下さいました。
良かった!
横須賀というと『海軍カレー』みたいなイメージがありますが、本当は他にももっとたくさん良いものがあることを、この際、フジノが宣伝してきます。
これからしばらくは『横須賀おみやげコンテスト』の受賞作を毎回おみやげとして持って行こうと思います!