3週間ぶりに慶応大学SFCへ。浅野史郎先生にお会いできました
今日は、お昼から慶応義塾大学SFCへ向かいました。
アサノ先生(浅野史郎教授)の『障がい福祉研究会』に、3週間ぶりに出席することができました。
先々週は、慶応大学SFCまで到着したものの、あまりにも体調が悪くて教室に入って3分も経たないうちに帰らざるをえませんでした。
先週は、有料老人ホーム『はなことば追浜』を見学させていただいたので、欠席しました。
こうして2回も続けて欠席してしまった上に、前期の『障がい福祉研究会』は、今日で早くも最終回!
何としても参加したいにも関わらず、あいかわらず体調がどうも思わしくないフジノは
乗り換えのたびに休み休み、満員のバスを避けてタクシーを使い、教室に入る前には深呼吸を繰り返して、意地でたどりつきました。
教室でアサノ先生の声を聴けた時にはホッとして、とてもうれしくなりました。
「障がい福祉研究会」前期最終日はプチ「口頭試問」です
教室に入ると、いつもと違ってちょっとピリピリとした空気が流れていました。
ロの字型にテーブルを並べてみんなで車座になって
アサノ先生が挙げたテーマについて学生を1人ずつ指名して考えを述べさせていく
という、プチ『口頭試問』が行なわれていました。
テーマは4つでした。
- 障がいのある方々の雇用
- 発達障がいの課題
- 『非専門家』の巻き込み
- 私たちにできること
ゲストスピーカーのみなさんのお話や福祉現場の視察など、前期の『研究会』を通して学んできたことの集大成として『自らの言葉で語る』、というものですね。
途中休憩をはさみながらも2時間みっちり、これが続きました。
「アサノイズム」を受け継ぐ最後の生徒たちにフジノがお伝えしたこと
フジノに与えられた今日の役割は全てのやりとりをお聴きした後に『講評』を述べる、というものでした。
学生のみなさんが語った言葉は、彼ら彼女らがこれまでの自らの人生を通して感じてきたこと・考えてきたことから紡ぎだされたものばかりで、しんみりとフジノの胸にしみるものでした。
みなさん、とても良かったです。
そこで、『講評』というよりも、半年間の関わりを通して学生のみなさんについて感じたことを素直な気持ちで述べさせてもらいました。
ひとことで言えば、それは『大いなる期待』です。
今年いっぱいで退官をしてしまうアサノ先生の遺伝子(アサノイズム)を受け継ぐ『最後の生徒たち』であるということに加えて
慶応義塾大学SFCという良い意味でのエリートとして、これから社会で活躍していくみなさんにはいつも『ノブレス・オブリージュ』の精神を常に持ち続けてほしい
というフジノの願いを率直にお伝えしました。
アサノ研の学生さんたちは、みんなとても優しくて熱心で素敵な人たちばかりなのです。
これからの人生には希望ばかりではなくて、むしろ絶望に打ちひしがれることの方が多いかもしれませんが
それでも、より良い未来を作り出せると信じて前へ歩み続けていってほしいと願っています。
打ち上げにまで参加させて頂きました
最終授業が終わった後は、みんなで『打ち上げ』でした。
フジノも参加させていただいてしまいました。感謝・感激です。
それにしても、半年間が過ぎてもいまだにアサノさんと言葉を交わすたびに緊張しているフジノと比べて
学生のみなさんが軽やかにアサノさんと会話をしているのは、僕からすると、すごくうらやましいものがあります。
フジノのこころの中では、浅野史郎さんは約20年間にわたって『アサノ知事』という圧倒的な雲の上の存在として位置づけられてきました。
さらに、政治家としての仕事ぶりだけでなく『ATL』という大病から命がけで生還を果たした今、ではアサノさんは僕の中で、神格化されつつあります。
わずか半年、週1回の研究会に参加させていただいたくらいではその位置づけはカンタンには変えられないのですよね(現実に対して、こころがついてこないのです...)。
かたや学生のみなさんはアサノさんが知事に就任した1993年前後に生まれたばかり。
一世を風靡した『改革派知事』たちの筆頭であるアサノ知事をリアルタイムでは体験していないのです。
みなさんにとって浅野史郎さんはあくまでも『アサノ先生』という身近な存在。
ジョークをひたすら飛ばし続ける厳しくも温かい先生。
アサノ先生と学生のみなさんとの関わりはなんかとてもうらやましく感じます。
そんなフジノに対して男子学生から
「フジノさん、アサノ先生の自宅に行って飲むようになれば壁が壊れるというか、間柄が変わるんじゃないですか?」
とアドバイスをもらいました(苦笑)。
学生さんの方がよく分かってるなあ~。
夏休みがあけて後期になったら慶応義塾大学SFCの別の講義(地方自治論?)で、フジノはゲストスピーカーとしてアサノ先生と対談させていただく予定なので
それまでにはもう少しこの緊張ぶりが減っているようにがんばるよ~。
っていうか、今それをイメージしただけで手に汗が出てきた。緊張するなあ!
浅野史郎先生、半年間ありがとうございました
アサノ先生、半年間、ありがとうございました。
そして、研究会の学生のみなさん、部外者のフジノをいつも温かく迎え入れて下さってありがとうございました。
こんな貴重な学びの機会を得られたことは、政治家フジノにとって、いや、僕の人生そのものにとって、大きな財産です。
ありがとうございました。