品川区立大井林町高齢者複合施設を視察しました!
今日は、東京・品川へ向かいました。
とても楽しみにしてきた、待ちに待ったある施設に視察へ行ってきました!
それは『品川区立大井林町高齢者複合施設』と言います。
フジノが購読している介護の専門誌『月刊介護保険』(法研)では、毎号、全国の『先進的な高齢者向けの住まい』を紹介しています。
最新号でこの施設が報告されていたのを読んでから
「絶対に訪れてみたい!」
と強く感じたのです。
なんと「公設民営のサービス付き高齢者向け住宅」が併設されています
何故そんなに心を動かされたのか。
それは、この『複合施設』には『公設民営』の『サービス付き高齢者向け住宅』が併設されているのです!
『サービス付き高齢者向け住宅』は、ほとんど全てが民間企業によるものなのです(=民設民営)。
例えば、先月、香取社長の講演を伺った『株式会社やさしい手』などがその代表的な存在です。
ですから、行政が作って民間が運営する『公設民営』の『サービス付き高齢者向け住宅』が存在することを初めて知りました。
全国初では無いかもしれませんが、東京都ではここが初のケースとのことです。
フジノの求める「所得の低い高齢者世帯も安心して入居できる高齢者向け住まい」がここにある!
きわめつけは、家賃です!
なんと家賃への補助があって月額10万円ほどで入居できるというのです。
『サービス付き高齢者向け住宅』の月額費用はほとんどが15~20数万円以上を要する中で、これは圧倒的な安さです。
2012年6月議会においてフジノが一般質問で『エイジングインプレイス』を実現する為に問題提起した事柄のうち
- 横須賀市には『高齢者向けの住まい』が全く足りず、特に、地域包括ケアの拠点となる『サービス付き高齢者向け住宅』はいまだ1カ所しか無い。
したがって、これから圧倒的なスピードで『サービス付き高齢者向け住宅』を設置していかねばならない。
- しかしその一方で、『サービス付き高齢者向け住宅』の家賃はあくまでも厚生年金世帯をターゲットにしたものが多く、国民年金世帯やそれ以下の所得の人々には手が届かない。
今後は、所得がそれほど望めない高齢者が急増する中で、アフォーダビリティ(家賃を払えない層への配慮)をどうすべきか
この2つの問題提起への『答え』が『品川区立大井林町高齢者複合施設』にあるのではないか
と感じました。
ついに実現した視察
そこでフジノは視察をお願いしたのですが、すでに全国から視察が殺到していて、ようやく今日実現しました。
見学の前後に質疑応答をさせていただきました
あらかじめ、品川区の『介護保険事業計画』も読み込んで、品川区議会の議事録も数年分読みました。
ネットで得られる情報やいろいろなデータはあらかじめしっかりと叩き込んでから向かいました。
しかし、実際に『現場』を見なければ分からないことがたくさんありました。
また、こうして実際にお話を伺うことでどのような理念や想いが込められているのかを深く知ることができました。
案内して下さったみなさんを予定時間を超過してまでも徹底的に質問攻めにしてしまいました。
本当にエキサイティングで感動することがいくつもありました。
この詳しい報告は、後日しっかりと改めて行ないたいと思います。
お忙しい中、今日こうしてお時間を作って下さった皆様にこころから感謝を申し上げます。
特に、
- 健康福祉事業部高齢者いきがい課の白鳥課長、宮坂主査、
- 複合施設全体の統括責任者の竹内所長、
- 品川区議会事務局の横田調査係長、
の4名の方々には深く感謝しています。
ありがとうございました!
まもなくやってくる『未踏高齢社会』に向けて、しっかりと対応できるようにもっと深く学んで政策に活かしていきます!