フジノの問題提起を神奈川新聞が報じました
けさの神奈川新聞の『検証・横須賀市決算(中)』の中で、フジノが行なった一般質問での問題提起を取り上げてくれました。
上下水道の財政は危機的状況です
市民のみなさまもそうだと思うのですが、フジノは上下水道の財政なんてかつては1度も考えたことがありませんでした。
阪神大震災の後、神戸に暮らしていた親友から上下水道が『ライフライン』としていかに大切かを聴かされて、その痛切な声によって上下水道の重要性を学びました。
そこで政治家に転職してからは上下水道の財政について、とにかく決算資料を読み込んで、必死になって学んできました。
すると、分かってきたのは、災害が起こるまでもなく、横須賀市の上下水道は厳しい財政状況にあるということです。
フジノは、どんなことがあっても、それこそ東日本大震災クラスの災害があろうとも絶対に上下水道を維持していかなければならないと考えています。
そして何よりも『社会保障』『社会福祉』を守る為に財源を確保していかねばなりません。
だからこそ、財政を立て直す為に上下水道の料金・使用料の『値上げ』を訴えてきました。
水道事業の財政の見通しは下の通りです。2年後には、単年度の収支が赤字に転落します。
下水道事業の財政の見通しは下の通りです。2年後に赤字に転落すると共に、事業資金もマイナス5億円となります。
こうした状況は、少なくともフジノには5年以上前から分かっていました。
そして、歴代の上下水道局長もフジノが質疑をすると、値上げの必要性を理解していました。
けれども、フジノが何度も問題提起をしても、値上げは議論さえ行われませんでした。タブー視されてきたのです。
しかし、今回のフジノの一般質問に対して吉田市長は、歴代市長が避けてきたこの問題を逃げることなく「下水道使用料は見直しが必要」 「水道料金も見直しを検討する」と答弁しました。吉田市長は勇気ある答弁をした、とフジノは評価しています。
吉田市長には残り1年の任期のうちに上下水道の財政たてなおしにしっかり道筋をつけて欲しいとフジノは強く願っています。
また今回、神奈川新聞がこうした議論を取り上げてくれたことをフジノはとてもありがたく感じています。
『値上げ』は、市民のみなさまの暮らしを苦しめます。けれども、上下水道が使えなくなることの方がもっと深刻です。
コストカットの取り組みはどこまでも続けながらも、水道料金と下水道使用料の値上げは、必要です。
フジノは全ての情報をきちんと市民のみなさまと共有していきますので、どのような料金体系の在り方が良いのかを市民のみなさまとどうか一緒に議論させていただきたいのです。
いのちと暮らしを守るのが政治家の仕事です。
だから、『値上げ』によって生活が困窮するようなことは絶対にあってはならないとフジノは考えています。
この問題は、ずっと取り組んできたことなのでこれからも責任をもってお伝えしていきます。
市民のみなさま、どうかこの議論に一緒に参加して下さい。