11月は「児童虐待防止推進月間」です
今日は、横須賀中央駅前広場(Yデッキ)へ。『こども虐待防止の推進月間』のキャンペーンが行なわれました。
2004年度から11月は『児童虐待防止推進月間』と定められました。(全国の取り組みはこちらをご覧ください)。
こどもたちへの虐待を防ぐことは横須賀市にとって最重要課題です。
そこで、児童相談所をはじめとする関係各部や民生委員・児童委員のみなさまによって、毎日の活動が地道に進められています。
けれども、こどもへの虐待は、政治・行政だけでは防ぐことはできません。市民のみなさまと社会全体の協力があって初めて虐待を防ぐことができるようになります。
そこで、市民のみなさまに広く協力を求める為に、こうして外に打って出るキャンペーン活動を『児童虐待防止推進月間』にあわせて行なっているのですね。
チラシ・ティッシュの配布、ステージでの演奏
官民を問わず、市内のこども家庭福祉にかかわるあらゆる関係者のみなさまと一緒に、チラシ、ティッシュ、オレンジリボン(ボランティアのみなさまが作ってくれました)を配布しました。
さらに、フジノの大好きな『ホンキー・トンク』のみなさんが演奏してくれました。おかげでたくさんの通行人の方々が足を止めて下さいました。
今年も「たすきリレー」が行われました
さて、6年前から始まった『オレンジリボンたすきリレー』が今年も行なわれました。
オレンジのたすきをかけたランナーが、こどもへの虐待防止を周知啓発する為に、駅伝のようにたすきをつないで走っていくのです。
昨晩からの雨で開催できるか心配していたのですが、けさは小雨が時々降ったものの、なんとか無事に開催できました。
『鎌倉・三浦・横須賀コース』は、鎌倉の大仏様の前からスタートしたランナーたちと、城ヶ島からスタートしたランナーたちの、2つのたすきが横須賀中央で1つになります。
下の写真は、城ヶ島〜マホロバマインズ〜久里浜とたすきをリレーしてきたランナーのみなさんがワイデッキに到着するところです。
下の写真は、鎌倉〜逗子〜葉山とたすきをリレーしてきたランナーのみなさんがワイデッキに到着するところです。
この2コースのたすきがワイデッキで1つになります!
その後、国道16号を北上して追浜を通ってゴールの横浜の新港中央広場へとつながれていきます。
昨年は非公式コースだった城ヶ島から横須賀中央までの三浦コースが、今年からついに正式なコースとして加わりました。
吉田市長も自ら「たすきリレー」のランナーとして走りました
さらに今回、久里浜黒船仲通り商店街から横須賀中央までの3区を吉田市長もランナーとして走りました!
実は、昨年の活動日記でフジノはこんなことを書きました。
フジノも走りたかったなあ...。
この『たすきリレー』の「鎌倉・三浦コースに新たに横須賀市も加えたい」という企画が動き始めた時から、まだ市長が企画にGOサインを出す前の頃からずっと、フジノは関係者の方々に「僕も走りたいなあ」とボソボソつぶやいてきました。
でも、残念ながら最後までフジノには声がかかりませんでした。うーむ。
吉田市長も今年走らなかったので、来年は2人ともぜひ走りましょう!
こうしたフジノの声も聴いていただいて、横須賀市は今年ランナーをちゃんと『募集』してくれたんです。
でも、フジノはこの10年間で最も体調が悪く療養の日々を送っていることもあり、ランナーに立候補できませんでした。
一方、吉田市長はちゃんとトレーニングも積んで、今年は走ったのです!
吉田市長、完走おめでとうございます。素直にフジノは吉田市長に拍手を送りたいです。
久里浜から横須賀中央までランナーとして走り続けて、無事完走を果たして、あいさつをする吉田市長。実は、この直後に過労で倒れた...フリをしていました(笑)
公務が多忙な中、今日までのトレーニングも含めて、本当におつかれさまでした。
そして、さらにたすきがつながれていきました。
横須賀中央をスタートするランナーのみなさん。こども育成部の副部長も笑顔で走り抜けて行きました。
来年こそフジノも走ります。本当に『口だけ番長』でごめんなさい…。
無事に全てのコースのたすきが横浜のゴールに辿り着いたそうです。ランナーのみなさま、おつかれさまでした!
こどもへの虐待を防ぐ為には、あなたの協力が必要です
政治・行政だけでは、児童虐待を完全に防止することは不可能です。
あなたの力が不可欠です。
「おかしいな」と思った時は、どんどん相談してくださいね。
「虐待かもしれない」「こどもがSOSを発しているのではないか」と感じたら、児童相談所に連絡してほしいのです。
横須賀市の児童相談所:046(820)2323
これを専門用語で『通告』と呼んでいるのですが、実は『通告』は法律で定められた国民の義務でもあります。もしも虐待が疑われるこどもや家庭にあなたが気づいた時は、それを『通告』する義務があるのです。
先日もフジノは書きましたが、
『ヒヤリ・ハット』はたくさん出たほうがいいんです。
本当の『虐待』と認定される事態へと追い込まれてしまう前こそ、とても大切なチャンスなのです。
どんどん不安や悩みを話していただいて、まわりのサポートが受けられることによって、虐待そのものに至らないで済むことがたくさんあるからです。
さらに、あなた自身が子育てをしていて、もしもブルーな気持ちでいらしたり、子育てに悩みや不安や苦しみを感じたら、どうかご相談なさってください。
ぜひ「子育てホットライン」をお気軽にご利用ください
横須賀市の『子育てホットライン』は、24時間365日いつでも、子育てについての悩みや不安を相談できる電話です。
子育てホットライン:046(822)8511
どうかぜひご利用下さい。
今の時代、子育てはかつてとは違って、本当に大変だと思います。
おじいちゃんおばあちゃんのサポートも受けられない、経済社会状況が厳しくてパートナー(例えば、だんなさんは平日は残業だらけで休日も出勤ばかりなど)の協力も得られない、ご近所との関わりもなかなか無い、そんな時代です。つまり、私的なサポートには期待できないのです。
だからこそ、ぜひ公的なサポートを受けてほしいのです。
横須賀市では、そんな子育ての大変さをどんどんサポートしたいと考えています。様々な取り組みも行なっています。
例えば、『こんにちは、赤ちゃん』事業という取り組みがあります。赤ちゃんが生まれた全てのご家庭に、保健師が訪れるというものです。しかも、ほぼ100%のご家庭を訪れているという実績があります。
この事業は、厚生労働省も取り入れて、今では全国に広まっています。
横須賀市では、確かにこどもへの虐待が多いです。年間300件の虐待が起こっています。
けれども、政治・行政ともに全力をあげて虐待を防ぐ為にあらゆる取り組みを行なっています。ですから、困っている方や不安を感じておられる方は、ぜひともサポートを受けてほしいのです。
虐待は、個人だけの問題ではありません。いろいろな社会的な状況によって、追い込まれた末に加害者が生まれていくのです。どの家庭でも起こりうるのが虐待なのです。
だからこそ、市民のみなさまの協力も不可欠です。どうかみなさま、こどもたちを守る為に力を貸して下さい。
どうかよろしくおねがいします!