記念すべき第20回となった『精神障害者リハビリテーション学会』が、本日から横須賀で開かれています!
会場は、横須賀市文化会館(1〜2日目)と県立保健福祉大学(3日目)です。
今日は、前夜祭にあたるイベント(サテライト企画)で、無料でどなたでも入場することができます。
まず、『幻聴妄想かるたdeアンサンブル』です。プログラムの紹介文を引用します。
幻聴妄想かるたは、ハーモニーを利用する精神障害者が、体験した不思議な出来事(症状)を題材にした「かるた」です。
暗くなりがちな闘病記ではなく、日本古来の遊びである「かるた」という形を借りることで、憶えやすくかつ、すこしユーモラスなものに仕立ててあります。
今企画では、即興パフォーマンスのワークショップや参加型ライブを各地で展開する即興楽団 UDje()とハーモニー関係者が共に「幻聴妄想かるた」を即興の歌や太鼓、踊りなどにあわせて紹介します。演者と会場の参加者とが一緒になって「幻聴妄想かるた」の世界に浸っていただけたら幸いです。
『幻聴妄想かるた』、実は、とても良く売れています。
はじめの頃は、東京・世田谷の『ハーモニー』(就労継続支援B型事業所)で製作・販売していたのですが、評判を読んで、売り切れ続出。
注文しても数ヶ月待ちという状況がずっと続きました。そこで現在は医学書院という出版社から一般向けにも販売をしています。
その『ハーモニー』(就労継続支援B型事業所)のみなさんがミーティングのようすを実演してくれました。
それから、みんなでセッション。とても盛り上がりました。
休憩時間はホールへ。
市内にある『アトリエ夢喰虫』『つばさの家』『GAYA横須賀』らが販売コーナーやカフェコーナーを開いてくれました。
味のおいしさはフジノが保証します(特にラムケーキのおいしさについてはこちらをご覧くださいませ)。おいしくていつも買ってます。
ホールでは全国から集まった精神保健医療福祉のみなさんと交流です。
『浦河べてるの家』から伊藤さん、横須賀で『当事者研究会』を主催している内藤さん、『アトリエ夢喰虫』の野島さん、フジノ。
12月9日に横須賀の総合福祉会館で開く、べてるの家の向谷地生良さんをお招きしての講演会には、伊藤さんも来てくださるそうです。
販売コーナーもあります。
我らがコンボ(NPO地域精神保健福祉機構)のコーナーもありました。新聞各紙でとりあげられて大好評の『うつまま日記。』も販売中です!
だんだん会場にお客さんが増えてきました。
そして、映画『人生、ここにあり!』の上映が行なわれました。
プログラムの紹介文を引用します。
合言葉は、”SI PUO FARE!”(やればできるさ)世界で初めて精神科病院をなくした国=イタリアで
起こった実話を基に映画化!
映画「人生、ここにあり!」(2008 年/イタリア(日本公開は 2011 年))を今学会で無料上映いたします。
イタリアで行われた世界で初めての挑戦・・・精神科病院の廃止。
そこで生まれた知られざる実話に、イタリア全土が笑って泣いた!
舞台は1983年イタリア・ミラノ。
型破りな活動で労働組合を追い出された熱血男・ネッロが行き着いた先は、精神病院の廃止によって社会に出ることになった元患者たちの協同組合だった。
イタリアの実際の出来事を映画化したもので、とてもおもしろかったです!
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明日あさっても学会では当日受付もしてますので、ぜひいらしてくださいね!
明日は、まず午前中に松為信雄先生(県立保健福祉大学・保健福祉学部社会福祉学科・教授)による講演が行なわれます。
午後からはシンポジウムが2つあります。
シンポジウム1には、フジノたち精神保健福祉士にとって『リビングレジェンド』である我らが寺谷隆子先生も参戦されます(寺谷先生についてはこちらをご覧ください)。
シンポジウム2には、やはりフジノの精神保健福祉士としてのお師匠様の1人である田尾有樹子先生もいらっしゃいます。オールキャストがオールスターという豪華なシンポジウムです。
夕方からは文化会館中ホールで懇親会も開かれます。ぜひみなさまとお会い出来ますように!
伝統とともに新たな発見がある『リハ学会』が横須賀で開かれていることは、フジノにとって本当にうれしい出来事です!