今年も横須賀で「当事者研究」をやろう!/12月9日、いらしてくださいね

「当事者研究」を横須賀に広めるべく奮闘している内藤義晴さんが報じられました!

横須賀に『当事者研究』を根づかせようと孤軍奮闘しておられる内藤義晴さん。

昨年に続いて、12月9日には総合福祉会館で、公開当事者研究会を開催します。

その内藤義晴さんの活動が、けさの神奈川新聞で報じられました!

2012年11月20日・神奈川新聞より

2012年11月20日・神奈川新聞より


小さな告知が載るのかと思いきや、内藤さんのこれまでの人生や横須賀を拠点とした自助グループの設立を目指しての活動についても取り上げた大きな記事になっていました。すごいです。

服部記者、ありがとうございます!



12月のイベントをご紹介します

フジノからも12月のイベントについてぜひ紹介させて下さい。

北海道・浦河べてるの家から、向谷地生良さん(昨年12月に横須賀に来て下さった向谷地宣明さんのお父さまです)とべてるのメンバーをお迎えして、公開『当事者研究』を行ないます。

精神疾患のある当事者が主役となって、自らの抱える生きづらさに『研究』という視点でアプローチする自助プログラムが『当事者研究』です。浦河べてるの家での取り組みを、当日は総合福祉会館で実際に行なっていただきます。

レッツ「当事者研究」inよこすか~向谷地生良先生とべてるの仲間たち!公開「当事者研究」会~

レッツ「当事者研究」インよこすか

主催は横浜「当事者研究」会です。

神奈川で暮らす当事者の方々から「私たちのまちでも、べてるの家のような当事者研究ができたらいいのに...」との声があがり、2008年に横浜「当事者研究」会がスタートしました。浦河べてるの家の向谷地宣明さんに協力によって、毎月、当事者研究ミーティングを開催しています。

こうした横浜「当事者研究」会の活動は徐々に広がりを見せていて、現在、関東~県内各地で『当事者研究』を学ぶ自助グループが活動しています。

今回のイベントも、内藤さんの強い想いを受けて、この横浜「当事者研究」会が実現してくれたものです。

プログラム(予定)は下の通りです。

  1. 当事者研究の「生のすがた(ライブ)」の紹介
    • べてるの家では、当事者の生きづらさを「ユニークな理念づくりなどの取り組み」により、ユーモアに変えています。様々な困難をかかえていても、「...にもかかわらず笑うこと」についてのヒントを紹介します。
    • べてるの家の取り組みを通じ、べてるの仲間たち(当事者メンバー)の自助活動を通じた「生の言葉(本音トーク)」をお届けします。

  2. 「浦河べてるの家」の活動の紹介
    • べてるの家の出版活動を通じた取り組みを紹介します。
    • べてるの家の昆布製品など、地域の特産品を生かした企画商品の紹介(実費弁済)を通じ、講演会の参加者の方々に、浦河「べてるの家」が、多様な事業を展開することにより、障がい者が地域とともに歩む姿について考える場を提供します。

  3. 横須賀三浦地区の各事業所の紹介
    • 横須賀市の社会資源を紹介します(相談支援機関、各事業所など)。
    • 横須賀・三浦地区の事業所の協力を得ながら、各事業所の企画商品を紹介し、それぞれの事業所の特徴、商品展開を紹介します。

向谷地生良さんとべてるの家の紹介は下の通りです。

  1. 向谷地生良(むかいやち・いくよし)さん略歴

    1955年、青森県十和田市に生まれる。1974年に北星学園大学社会福祉学科入学。特養ホームに住みこんだり、難病患者や脳性まひの障がいをもった当事者たちとかかわる。卒業後、浦河赤十字病院でソーシャルワーカーとして勤務。当事者と教会の一室に住み込み、1984年に彼らとともに「べてるの家」を設立。現在は、「べてるの家」の理事であるとともに、北海道医療大学教授を務める。

  2. 浦河べてるの家

    北海道浦河にある精神障がい等をかかえた当事者の地域活動拠点で、1984年に設立された。社会福祉法人「浦河べてるの家」(多機能型の就労・生活サポートセンター、共同住居とグループホーム14か所運営)、有限会社「福祉ショップべてる」などの活動の総体である。

    当事者の社会参加を支える充実した支援プログラム、投薬の量が全国の3分の1、病床数の削減など、先進的な取り組みがなされており、世界中から毎年3500人以上の研究者・見学者が訪れる。厚生労働省などによる「ベストプラクティス」にも選ばれた。

    「幻覚&妄想大会」などユニークな企画が行われ、近年その実践は、精神保健福祉分野を超えて哲学、社会学等など幅広い領域から注目を集めている。

    著作に『べてるの家の「非」援助論』、『べてるの家の「当事者研究」』、『退院支援べてる式』(以上医学書院)など多数ある。

『当事者研究』が横須賀に根づくのはフジノの夢でもあります。

自分の身体は誰よりも自分がいちばん詳しく知っているはず。自分の専門家である自分自身が、病気について自分のやり方で研究して、名前を付けてみましょう(医学的な知識を学ぶのではありません)。

そして、つらい時もやり過ごしていかれる方法をみんなで探していきましょうね。

左から、内藤義晴さん、向谷地宣明さん、フジノ。


12月9日、ぜひいらしてくださいね!



2012年11月20日・神奈川新聞より

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