予算決算常任委員会が開かれました
今日は、予算決算常任委員会が開かれました。
本会議(最終日)の前に、予算に関わる議案についてだけ、ここであらかじめ賛否を問うのです(この仕組みは分かりづらいですね)。
ここで、フジノは議案第127号「都市公園条例中改正について」に反対しました。
その理由は、約15億円をかけて新たに佐原2丁目に作ったサッカー場についての議案だからです。
第4のハコモノ・サッカー場にずっと反対し続けてきました
「ハコモノ3兄弟に続く、4番目のハコモノ」として、計画が持ち上がった時からフジノはずっと反対し続けてきました。
特に問題なのは、これはハコモノ行政に反対して市長になった吉田市長自身が市長就任後に自ら生み出したハコモノであるということです。
そして、横須賀市議会ではフジノただ1人だけが、この建設に反対してきました。
今回の議案第127号については、採決で共産党の3名の議員も反対をしましたが、その理由として「料金が高い」ということを挙げていました。
市内の他のスポーツ施設と比べても高く、市外の同じような競技場と比べても高いとデータを示して、井坂議員が反対討論に立ちました。
市が今回定めた料金は下の説明資料の通りです。
「反対」という結論こそ同じですが、井坂議員の挙げた理由は、フジノの考え方とは全く逆です。
フジノは、むしろ「もっともっと高く設定すべきだ」と考えています。
何故なら、約15億円もの税金が投じられて建設されたサッカー場ですが、ここを使う人々だけがその恩恵・利益を受ける訳です。
それならば、『受益者負担の原則』にもとづいて、これまでかかった建設費もこれから延々と続いていく維持管理費の赤字も、可能な限りサッカー場を利用する人々の料金で賄うべきです。
市の設定した料金では、むしろ「安すぎる」とフジノは考えています。
財政が厳しいこのまちで15億円も一部の人々の為にハコモノを作るべきではない
そもそも、作るべきではなかったのです。
これだけ財政が厳しい横須賀市で、ハコモノに15億円もの税金を投入したことは間違いです。
サッカー場の運営は、市が税金を使ってやるべきことではありません。民間企業がやるべきことに、赤字を出してまで市がやってはならないのです。
市がやるべきことは、ハコモノを作ることではなく、社会保障を守ることです。
障がいのある方々の為の施設や、高齢の方々の為の施設に税金を使うのとは、持つ意味が全く違います。
社会福祉・社会保障とは、例えその対象となる人数が少ないとしても、誰もが疾患や障がいという状態になる可能性があることから、そこに税金を投じることによって、セーフティーネットを張るのです。
あさって14日に本会議(最終日)が開かれて最終的な「賛否」が決定しますが、そこでもフジノは反対します。