「地域連携コーディネーター」の修了証をいただきました
カフェトークを終えると、大急ぎで東京・青山一丁目へ向かいました。
国際医療福祉大学院で、聴講です。
半年にわたって受講してきた『地域連携コーディネーター養成講座2012』も、ついに今夜で最終回です。
ちょうど1年前(2012年12月30日)、この本を読み終えました。
読み始めた頃は書かれている内容が全く理解できなくて、とても苦労しました。とにかく必死に食らいついて読んだ本です。
『地域連携コーディネーター養成講座』(武藤正樹著、日本医学出版、2010年)です。
「まえがき」より引用します。
特にこれからの連携の担い手は、医療と介護・福祉の両方を理解し、双方の橋渡しを行える人材が求められている。
こうした視点から、医療福祉の専門職を要請する国際医療福祉大学大学院では、医療と介護・福祉を結ぶ人材養成講座を2009年より始めた。
それが『地域連携コーディネーター養成講座』である。
この講座は大学院の公開講座として毎週土曜日の夕方、15回シリーズで行なったが、毎回100人以上の様々な医療や介護・福祉職種の参加者を得て、大好評だった。
本書はこの養成講座に出ていただいた各講師に講義内容をもとに執筆していただいたものだ。
2009年に開講されたこの『地域連携コーディネーター養成講座』が、その後も続けて開催されていることを、後日、知りました。
2012年度も、後期から開催されることを知り、「絶対に参加しなければならない」と決心してきました。
体調や仕事でどうしても欠席せざるをえない日は、インターネット同時中継あるいは録画で学びました。
どの講義もとても手強くて、出席した講義も録画を繰り返して見直しました。
1 |
地域連携の理論と政策・制度と実践 |
厚労省医政局在宅医療推進室 |
2 |
地域連携の手法の開発と展望 |
国立保健医療科学院統括研究官 |
3 |
地域連携の理論的基礎 |
一橋大学社会学研究科 |
4 |
地域連携を支えるICT |
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5 |
認知症ケアにおける地域連携 |
東京都健康長寿医療センター研究所 自立促進と介護予防研究チーム部長 粟田 主一 |
6 |
地域連携における保険者(市町村)の役割と地域 ケア会議の進め方と意義 |
埼玉県和光市健康福祉部部長 |
7 |
地域の医師会は地域連携のため何をすべきか |
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8 |
病院の地域連携機能の強化の試み |
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9 |
地域連携における社会福祉士の役割 |
金沢市地域包括支援センター |
10 |
地域社会に関わる医療機関 |
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11 |
退院支援から地域連携へ |
在宅ケア移行支援研究所 |
12 |
地域連携における薬剤師の役割 |
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13 |
地域連携パスから地域連携プラットフォームへ |
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14 |
小規模多機能型居宅介護拠点がとりくむ地域連携 ~鞆の浦さくらホームの実践 |
広島県福山市鞆の浦さくらホーム |
15 |
地域連携の今後の展望 |
厚生労働省在宅医療推進室 |
最終回の今夜は、高橋紘士先生による振り返りとまとめでした。ラスト30分は、生徒によるディスカッションでした。
こうして1年がかりの決意で、聴講し続けてきました。
なんとかフジノは修了証を頂くことができましたが、まだまだです。
昨年よりも確実に成長したのは実感しています。
けれども、養成講座の目的である「医療と福祉の両方を理解し、双方の橋渡しを行える人材」になることも「医療と福祉の壁を越えて、職種や専門の壁を越えて」いくことも、まだ完全にムリです。
政治家としてそれができるようにならなければいけない。2050年どころか、2025年の横須賀も守ることができない。
もっと頑張らなければ、と自分に言い聞かせて、もっともっと学んでいこうと思います。