全国から95件もの応募!
今年もまもなく『リリー賞表彰式』がやってきます!
昨年2012年8月24日にプレスリリースが出された『第9回・精神障がい者自立支援活動賞(通称リリー賞)』。
リリー賞とは何か、をプレスリリースから引用します。
この表彰を通じて、精神障害者の社会参加・自立のための独自的で優れた活動を社会へ広く紹介することにより、精神疾患への一般の正しい理解を得る機会となることを目的としています。
また、支援への理解をさらに広げていくため、今年から「支援者部門」を設立しました。
医療、福祉だけでなく、地域コミュニティ、教育など、分野・立場は問わず、精神障害者の社会参加・自立を支援している個人・団体を対象としています。
さて今回は、2012年9月3日から12月31日まで応募期間でした。
その結果、全国各地から95件もの応募がありました。
『当事者部門』が51件でした。そして、新たに設けられた『支援者部門』も、初回ながら44件もご応募いただきました。
どの応募も素晴らしい活動ばかりです。応募して下さったみなさま、ありがとうございます。
選考委員の重大な責任
フジノは2010年から4年連続で選考委員を勤めさせて頂いています。
最年少の選考委員なので、精神保健医療福祉の大ベテランの先輩方と議論をしなければならないのは、とても緊張します。
さらに毎年書いていることですが、選考委員メンバーに選んで頂いたことはとても光栄なのですが、それと同時に、ものすごく責任重大です。
リリー賞は単なる賞ではありません。
伝統と栄誉在る賞であることはもちろん。それ以上に重大なことは、歴代の受賞者の方々は、受賞をきっかけにたくさんのメディアにとりあげられるようになったり、その後の活動が飛躍的に進展するなど、大きく生活が変わるからです。
とても大きな影響力がある賞なのです。
ですから、リリー賞を受賞した方々の『その後の生活への影響力の大きさ』を自覚して、選考委員は選考しなければならないのです。
フジノは初めて選考委員メンバーに就任する時に、その影響力の大きさの前にかなりたじろぎました。
その緊張感は、4回目の選考を行なう今も全く変わりません。
全力の事前審査
95件の応募から事務局が1次審査をして下さったのをもとに、どっさりと書類がフジノたち選考委員メンバーのもとへ送られてきます。
そこで頂いた応募書類を読み込んで、事前に審査をします。
何度も何度も読み返して、今日は半日かけて『支援者部門』を読み終えました。
そして、いくつかの視点ごとに得点を付けました。
夜、改めてもう1度読みなおして、時間を置いて別の視点から改めて考えて、再度得点を付け直しました。
こうして事前の審査を各選考委員メンバーがあらかじめ行ないます。その結果を事務局に送付します。
この点数で自動的に決まるのではなくて、さらに『選考委員会』が正式に開かれます。
選考委員メンバーが全員揃って、議論を行なって、みんなの総意としてリリー賞の受賞者を決めるのです(2011年選考会の様子はこちらをご覧下さい)。
かなり議論が行なわれるので、終わる頃にはグッタリしてしまいます。
でも、とても大切な賞ですから選考委員メンバーはみな真剣そのものです。
選考会は4日後です。
それまでギリギリまで悩んで、考えては得点を直して、選考会までには自分の中だけでも決着を付けておきたいです。
表彰式のお知らせ
リリー賞の表彰式は、事前申込み制で参加券をゲットすれば、誰でも参加することができます。
表彰式には毎年、芸能人の方がゲストとしていらしてくださいます。
今年は、萩原流行さん・まゆ美さんご夫妻です!これはとても嬉しいです。
実は、お2人は『Wうつ』という本を出版されています。
そこでフジノは3年前に萩原流行さんが来て下さった時に「次回はぜひ奥様のまゆ美さんも一緒に来て下さい!」とお願いしたのです。それが、今回ついに実現する訳です。
表彰式のお知らせ
【日時】
2012年3月8日(金)13:00~17:00
【会場】
ベルサール八重洲 2階A・B・C会議室
(東京都中央区八重洲1-3-7八重洲ファーストフィナンシャルビル2F)
【参加費】
無料
【申込方法】
メール・FAX・ハガキで、コンボまでお申し込みください(締切2月26日)。申し込み先はこちらをご覧下さい。
申込書には、①氏名、②郵便番号・住所、③メールアドレス、④電話番号、⑤ご一緒に参加される方のお名前(複数名で参加される場合)を、必ずご記入ください。先着順で参加券をお送りします。当日ご持参ください(希望者多数の場合はお断りをする場合があります)。
【プログラム】
12:30 受付開始
13:00 講演「夫婦でうつ~萩原流行・まゆ美夫妻からのメッセージ~」
人気俳優として多忙な日々を送っていた流行に、ある日おきた妻の異変。妻の病気を受け入れられずに家庭から逃避する流行に、さらに追い討ちをかけるような奥様の自殺未遂。やっと家庭に目を向け始めた矢先、今度は自身がうつ病に…。
2009年「Wうつ~うつが、ふたりを本当の夫婦にした~」を二人の共著で出版。今年1月10日から讀賣新聞夕刊「一病息災」欄に、二人の闘病記「夫婦でうつ」が連載される。
13:30 表彰式&受賞者の活動紹介 支援者2組・当事者2組
15:00 「こころの元気+」セミナー
「こころのバリアフリートーク~家族から地域へ、社会へ~」司会:土屋徹(オフィス夢風舎・フリーランスナース&ソーシャルワーカー)
16:30 終了
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ぜひみなさまいらしてくださいね!
まずはフジノはしっかりとのこりの『当事者部門』も審査して、選考会でも熱く議論を交わします。
それでは3月8日の表彰式でお会いしましょうね!!