横須賀市の性的マイノリティ支援に、飛躍的な進展がありましたので報告します!
ついに本気を出した市長部局!
昨年10月に開かれた前回の『人権施策推進会議』では、期待が大きかっただけに、その低調ぶりに激しく怒り失望したフジノでした。
そこで、2012年12月議会・本会議・一般質問では、市長部局の取り組みの弱さに対して厳しく批判し、市長部局による取り組みを強化する必要性を訴えました。
そして、市長部局はしっかりと応えてくれました。
1月31日に開かれた『人権施策推進会議』において、市長部局である市民部が素晴らしい発表をしました。
性的マイノリティに関する施策案、発表
横須賀市としては初めてとなる『性的マイノリティに関する施策(案)』が発表されました。
今年1月9日、7部署の課長が集まって『性的マイノリティ関係課長会議』を開き、議論をして、策定したものです。
A4用紙2枚とはいえ、これはまさに正式な『行政計画』と同じです。
こちらです。
性的マイノリティに関する施策(案) 1.施策のよりどころ
2.目指すところ
3.施策の特色
(2)戦略的に取り組むべきことの明確化
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別紙「性的マイノリティに関する施策体系(案)」はこちらです。
(画像では読みづらいので、後日改めて文章に打ちなおして掲載しますね)
この施策案は、まず予算議会に報告されます。
市議会が承認した後は、正式な横須賀市の『施策』となります。
その後は、PDCAサイクルに基づいて取り組みの成果を検証する為に、毎年この『人権施策推進会議』にて進捗状況の評価を行なうとのことでした。
市民部長、人権男女共同参画課長、そして関係各課長のみなさん、よくぞ頑張ってくれました。
これでこそ、横須賀市。
全国に先駆けた取り組みを常に進めてきたフロントランナーとしての横須賀市の在り方を、全国に見事に示してくれました。フジノはみなさんのことをこころから誇りに感じます。
当事者のみなさま、ご意見ください!
当事者のみなさま、ぜひフジノにご意見をお願いします。
今回の施策(案)には、住宅政策の観点や、同性カップルのパートナーとしての法的な保障などは一切入っていません。
まだまだ包括的な施策としては、確実に弱いです。
これをより実効性あるものへと変えていく為に、ぜひ力を貸してほしいのです。
一歩一歩、性的な多様性を保障する取り組みを横須賀市は前へ進めていきます。
けれども、全国的にまだ例がない取り組みを進めていくのは、市民のみなさまの力が必要不可欠なのです。
性的な多様性の推進を政策として訴えるフジノのような政治家が1人いる、というだけでは全くダメです。ある政策を訴えていた政治家がいなくなればその政策が消えるようではダメなのです。
自らのこととして一緒に闘う市民のみなさまの存在が不可欠なのです。
フジノは横須賀市民のことを話しているのではありません。この国に今この瞬間に存在する問題を自らのこととして闘おうとしている人をフジノは市民と呼んでいます。
全国の市民のみなさま、力を貸して下さい。一緒に、変えていきましょう。必ず変えることはできるのです。
もはや戻ることができないほど前へ前へと一緒に歩みを進めていきましょう。