「在日米軍新たな勤務時間外行動の指針」の仮訳です
先ほどの速報において、米軍が発表した『指針』について触れました。
その日本語訳の「仮訳」を報告します。
在日米軍新たな勤務時間外行動の指針
防衛の任務を担うものとして、我々は我々を受け入れている地域との関係と、任務に就いている軍人達の振る舞いをよりよいものにするため、積極的に活動してきた。
この4ヶ月間、我々は主要な問題処理に関し、進歩を遂げてきた。
1月には沖縄では重大事件が無かったことを含め、各司令部で、劇的に重大事件事故発生数を減らしてきた。
我々は各部隊が、責任ある選択をする上で、お互いに注意を払い、教育を施し、各軍人が、より連携してきていると考えている。我々の訓練プログラムは我々が共有している全体的な価値感、日本の文化をよく知り、敬意を払うことをより強く強調してきた。
前向きな兆候であるが、我々の圧倒的多数の軍人は、地域において価値のある貢献的な者であり続けている。我々はその努力をこれからも続け、そのために日本政府との活動 に打ち込み続ける次第である。
その観点から、我々は、日本で勤務する軍人に対する外出規制措置の適切な基本ラインについて、日本の全軍及び司令部を通して、注意深くかつ徹底的に見直しを行ってきた。
在日米軍司令部は、日本国内の全軍人に対し、外出規制措置を実施してきた。見直しが行われている間に軍が遵守してきた全ての暫定措置は、本規制措置に代わる。
新しい指針は二つの目的をもっている。
まず、これは、日米地位協定の下での義務を果たすために日本で重要な使命を続ける上で、重要な同盟国との即応性を強化し、重要な関係を守るのに有用である。
また、日本全国すべての司令部の間で基準となる規制を確立するものである。
更新された指針は以下のとおりであり、日本全国ですぐに施行される。
- 基地外へのリバティが許可される前に、全ての軍人は、過去1年以内に軍の基本的価 値に重点を置いた性的暴行予防研修及び日本文化研修を受けなければならない。
- 全ての軍人は階級にかかわらず、基地外でのアルコール消費は毎日午前0:00~5: 00まで禁止とする。
- E-5以下の階級の軍人は、毎日午前0:00~5:00まで外出禁止とする。これらの軍人は米軍施設内あるいは基地外では自宅、宿舎又は公務中であることとする。
この指針は、在日米軍司令部の司令官やその他の上級司令官に対し、任務の要求に応えるためのより規制的な規定を実施する裁量を与えてもいる。
また、司令官に対し、必要があれば、所属する軍人がアルコールに関連した事件、基地外の犯罪や違反行為に関与した際に、その部隊全体を任務に呼び戻す権限を与えている。
この指針の規定に加え、在日米軍司令部は、沖縄で既に実施されている追加措置を続けている。司令部は、また既に存在しているランダムの禁酒チェックや「ホットライン」プログラムの実施も続けている。
我々は、日本の近隣の人々や友人との友好関係を大切にし、日本の地域に信頼され、貢献する一員となるように100%の関与をしている。
全てのアメリカ人は、直接あるい は間接的に我々相互の信頼に影響を与え、第一級の大使として全力で奉仕するようあらゆる努力をしていくつもりである。
全ての軍人は、各部署による特別な指示に関して、その指揮系統に確認をとることを推奨する。
以上です。