ワイデッキに帰ってきました
政治家フジノは、ワイデッキで生まれて、ワイデッキで育てられました。
11年前(2003年)の1月31日に政治家に転職することを決心して、2月8日に生まれて初めてワイデッキで演説しました。
ただの29才の会社員。
遠い親戚まで探しても政治家なんて誰もいない家系。
後援会も無い。
今も変わりませんが、フジノには何もありません。
できることは、ただひたすらワイデッキにて市民のみなさまに想いを伝えることだけでした。
けれども市民のみなさまは、そんなフジノのことを信じてくれました。
そして、4月に初当選。
それからも、あらゆる機会にワイデッキに立って、市民のみなさまに想いを伝えてきました。
●
それから11年が経ちました。
政治家が街頭に立って自己アピールばかりしていることにウンザリしたフジノは、何年も前からワイデッキに立つことをやめました。
本物の政治家は、ただ愚直に市民のみなさまの声に耳を傾けて、ひたすら学び、政策を実現することこそやるべきことだと感じたからです。
けれども、今夜、ものすごく久しぶりに街頭に立って演説をしました。
その理由の1つは、確かに『怒り』からです。
でも、もう1つの理由は、改めて広く市民のみなさまの声をお聴きしたいと感じたからです。
こうして今夜、久しぶりにワイデッキに帰ってきました。
最近、フジノは自分の政策分野(自殺対策、精神保健福祉、高齢者福祉、医療と福祉の連携、性的マイノリティ支援、障がい福祉)に関わる方々の声しかお聴きしてきませんでした。
フジノに電話やメールで助けを求めてくる方々はみな、今この瞬間を逃せば命に関わる困難を抱えていらっしゃる方々ばかりです。
僕は朝から真夜中までそうした苦しみの声に耳を傾けてきました。
そして、ひたすらそれを地道に続けていくことが僕の使命だと信じてきました。
より深く取り組むことが大切だという想いはこれからもずっと変わりません。
ただ、こうして横須賀の未来を広く市民のみなさまと語り合うことができるこの1ヶ月間は、せっかくの素晴らしい機会なので、より広く多くの市民のみなさまの声もお聴きしたいと感じました。
今までどおり、この1ヶ月間であっても、こんなフジノに救いや助けを求めて下さる方々の声を聞き漏らすつもりは全くありません。
けれども、しばらくの間、久しぶりにワイデッキに立って、お地蔵さまのようにひたすら多くの市民のみなさまの声をお聴きしたいと感じています。