PDCAサイクルを通じた医療計画の実効性の向上の為の研究会へ
今日は、東京・新橋の航空会館へ向かいました。
厚生労働省が開催した、『第1回・PDCAサイクルを通じた医療計画の実効性の向上の為の研究会』を傍聴しました。
全国の都道府県において、今年4月から新たな『医療計画』(第6期)がスタートしました。
フジノはこの『第6期医療計画』について、改定の指針を作る為の国の審議会を2010年からずっと追いかけてきました。
何故、都道府県の計画である『医療計画』にフジノがこだわり続けるのか?
それは、2025年を前に『地域包括ケア』を実現する為には、とても重要だからです。
『計画』(Plan)は作るだけではダメです。
実際にスタートした後、きちんと『実行』(Do)されたかどうかを『評価』(Check)しなければなりません。
その『評価』をもとに改善を加えて次の『計画』に反映させることで、より精度の高い計画によって高い成果を導くことができるのです。
これを『PDCAサイクル』と呼んでいます。
『医療計画』も全く同じです。
昨年12月の活動日記に記した通り、フジノはしっかりと計画の実現をチェックしていきます。
(2012年12月5日の活動日記より)
国の審議会からずっと追いかけてきた改定作業、最後の最後まで見つめていきます。
そして改定が終わった後は、計画がしっかりと実現されるようにずっとチェックを続けていきます。
医療を守り、福祉を守る。
それがフジノの仕事です。
全力を尽くします。
神奈川県による『保健医療計画』が策定されて、今はその計画が実行される時期にあります。
『実行』がスタートしたら、次に大切なのは『評価』です。
その取り組みがどこまで実現したのかを毎年『評価』して、翌年度以降の取り組みに反映していかねばなりません。
これまで『第5期医療計画』までも、数値目標が立てられて、その目標の達成状況などが評価されてきました。
各都道府県がそれぞれに工夫をこらして、評価を行なってきました。
けれども、これでは全国を同じ基準で評価していくことができません。
また、本格的に『PDCAサイクル』の考え方が導入されたのは、第6期が初めてです。
そこで、「まずは国が大きな方針を示す必要がある」との考えから、今日のこの研究会が開催されました。
今日の研究会は、計画改定までの審議会に比べるとマスメディアの注目もとても低く、傍聴者も30人程しかいませんでした。
でも、この研究会はとても重要だとフジノは考えています。
都道府県の医療計画担当者の方々は、できれば毎回傍聴に来ていただきたいです。
さらに、都道府県の担当者に限らず、ぜひとも市区町村の介護保険・障がい福祉・健康増進の担当者の方々にも足を運んでいただきたいです。
『地域包括ケア』『在宅療養』を実効性のある形で2025年までに実現するには、残された時間はとても少ないです。
社会保障政策・社会福祉政策に関わるみなさまに、ぜひ一緒に自らの地域の『医療計画』の実効性を高める取り組みを進めていただきたいのです。
この研究会は、次回は7月31日に開催予定です。
ぜひご注目ください。
(後日追加)