記者会見の様子が報じられました
昨日は、吉田市長の2期目としての初登庁日でした。
すでにこのブログでお知らせしたとおり、市民向けのセレモニーと市職員むけのあいさつと記者クラブ向けの記者会見は行ないました。
その記者会見での質疑を、神奈川新聞の高橋記者が報じてくれました。
このブログではいちはやく「吉田市長が所信表明を行なわない方針である」とお伝えしてきました。
しかし、ついに記者会見においても「『所信表明』は行なわない」と吉田市長は明言しました。
所信表明は4年間のビジョンを語る重要な場にもかかわらず
これは、完全な『説明責任の放棄』です。
今年の予算議会で『施政方針』(1年間の方針を示す演説)を行なっているから『所信表明』(4年間の方針を示す演説)は行なわない
という、吉田市長の理屈は、フジノには全く理解できません。
めちゃくちゃです。
『所信表明』とは、新たに就任した市長が4年間のビジョンを語るものです。
『施政方針』とは、1年のはじめにその年の方針を示すものです。
全く別のものです。
施政方針とは単に1年間の方針を語ったもの
その証拠に、吉田市長が2013年2月18日に行なった『2013年度の施政方針演説』の全文をぜひご覧下さい。
実際に、引用してみます。
(基本的な姿勢)
本日ここに、平成25年度(2013年度)予算案および関連諸議案を提案するにあたり、市政に関する方針を述べさせていただきます。
(新たな行政計画の策定)
平成25年度は、市政運営を行っていくうえでの羅針盤ともいえる、実施計画、行政改革プラン、財政基本計画の最終年度であり、平成26年度以降の新たな計画を策定する年度となります。
(平成25年度予算編成について)
平成25年度予算は、以下の2点を基本方針として編成いたしました。
ご覧のとおりで、吉田市長は『2013年度の方針』を語っているだけなのです。
市長は説明責任から逃げるな。本気でビジョンを語れ!
さんざん選挙では
『選ばれるまち、よこすか』という骨太のビジョンを語ってきた
と胸を張ってきた吉田市長。
しかし、ビジョンを語るべき公式な機会で『所信表明』をやらないのです。
完全な『言動不一致』です。
かねてからフジノが指摘してきたとおり、吉田市長がやらない「本当の理由」は、別にあります。
市長選挙に勝つ為だけに突然に他候補の政策をパクったので、その政策を「いつまでに」「どのように」実現するかを吉田市長は説明することができないから。
だから、『所信表明』をすることができないのです。
市長として在るべき姿ではありません。
2期目のスタート初日からこんな姿勢では、この先の4年間も期待ができません。
何よりもそのしわよせは、市民のみなさまの暮らしへやってきます。
本当に残念です。