教育委員会の生の姿を知ってほしいと願っています
今日は、『教育委員会』の定例会議を傍聴しました。
定例会議は、市役所で月1回のペースで開かれています。
誰でも傍聴することができます。
『教育委員会』というと、あなたはどんなイメージが浮かびますか?
かつて政治家に転職する前のフジノが抱いていたイメージは、ネガティブそのものでした。
「いじめやいじめ自殺のニュースが報じられるたびに情報を隠していたことが発覚してお詫びをしている人たち」
こんな最悪なものでした。
でも、政治家になってから11年間、ふだんの仕事を通してフジノが知った教育委員会の実際は、むしろ全く逆でした。
「こどもたちを守ろうと必死に朝から晩まで全力を尽くしている方たち」
でした。
もっとふだんから教育委員会が市民のみなさまと信頼関係を築ければ、このまちはもっと絶対に良い方向に変わることができる。
今のフジノは、そう確信しています。
まずは「傍聴ゼロ」を無くしたい!
たぶん、かつてのフジノと同じで、ほとんどの市民のみなさまにとっても、教育委員会は身近な存在では無いと思います。
自分に学齢期のこどもがいて、学校やこどもたちにトラブルが起こりでもしない限りは、実際の教育委員会の人たちと出会う機会はまずありませんよね。
さらに7月1日には、神奈川新聞がこんな記事を報じました。
2013年7月1日
教育全般の執行・責任者を教育委員長から行政職の教育長に替えようという議論が国レベルで進む中、神奈川新聞社は、教育委員会の運営実態に関するアンケートを県内全34教育委員会を対象に実施した。
それによると、2011年度に開催した定例会などの傍聴者は6町村でゼロで、教育委員会と地域住民との“距離感”が浮き彫りになった形だ。
中央教育審議会の地方教育行政部会は05年、教育委員会のあり方について問題点を指摘しており、教委の課題を探る上で前提となる現状を調べた。
運営に関する調査は、全教委が委員会活動の点検・評価報告書の作成を終えている11年度分が対象。委員に関する調査は6月1日現在のもので、1日以降の変更は含まない。
教育委員会は毎月1~2回定例会を開催、必要に応じて臨時会や非公式の協議会を開催する。
年度内の臨時会を含む会議開催回数は、13~15回が58.8%の20市町教委で、最も多かった。
回数が最多だったのは横浜市教委の27回。
ホームページへの会議議事録掲載は、82.3%の28県市町教委が行っていた。
年度間の傍聴者数は横浜市教委の345人が最多で、県と5市教委で100人を超えた。
一方、中井、松田、大井、山北、真鶴、清川の6町村教委がゼロ。
茅ケ崎、二宮、開成、箱根の4市町教委も5人以下にとどまった。
また、6月1日現在の教育委員全170人の平均年齢は60.8歳で、女性は34.7%の59人。
教育行政を執行する事務局を統括する教育長のうち、教職経験者は全34人中70.5%の24人だった。
最年少委員は川崎市教委の39歳、最年長は横浜市教委の75歳だった。
女性の委員長は4人で、二宮町教委の委員長は委員長の中でも最年少の44歳。
教育長を除く委員の現在の職業は、会社役員などが21人(12.3%)で最多。
校長など学校関係や医師、宮司などの宗教関係も多かった。
◆都道府県教委と市町村教委の運営概要
文部科学省によると、11年5月1日現在の都道府県教委の委員総数は232人で、平均年齢59.5歳。女性の割合は34.5%。年間の会議開催回数は18~29回。一方、市町村教委の委員総数は7,275人、平均年齢59.3歳。女性の割合は34.9%。
年間の会議開催回数は12~17回。
まずはこの現状を変えたいと思います。
ささやかなことなのですけれど、まずは「定例会の傍聴ゼロ」を無くしたいです。
「教育委員会を傍聴に行こう!」というキャンペーンをフジノはひとりで勝手に行なっていきますね。
教育委員会をあなたにも少しでも身近に感じてもらえるようにしたいです。
その為に、これまで以上にいろいろな取り組みを行なっていきます。
実は、昨日も教育長と1時間を超える意見交換を行ないました。
この課題については、教育長も同じ問題意識を共有してくれています。
ぜひ今後の取り組みに期待していて下さいね。
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次回の教育委員会の定例会は
8月7日(水)9:30〜
市役所301会議室
で開かれます!
ぜひ傍聴におこしくださいね。
県の教育委員会も傍聴できます!
ここまで書いてきたところでふと気づいたのですが…
フジノは『神奈川県教育委員会』の傍聴に行ったことがありませんでした。
教育委員会は、『市町村』だけではなくて『都道府県』にもあります。
横須賀市教育委員会に加えて、神奈川県教育委員会もあります。
そして、神奈川県教育委員会も開催スケジュールを公開しています。
仕事で教育と関わりを持っている立場であるにも関わらず、残念ながらフジノにとっても、県の教育委員会を身近に感じた機会はありませんでした。
これは近いうちに1度、傍聴に行かなければいけないなあと思いました。
県の教育委員会の様子も、これからみなさまにお伝えしていきたいと思います!