9月給食で使用予定のほうれん草からセシウムが検出
横須賀市教育委員会は、学校給食の食材を事前・事後に測定する『横須賀方式』を継続しています。
その測定結果は、教育委員会ホームページで公表しています。
今回、9月の給食で使用を予定していたほうれん草からセシウム(1kgあたり2.7Bq)が検出されました。
教育委員会としては、基準値(一般食品100Bq)を下回っていることから、現時点では産地変更はしない方針です。
今後の動向について
9月給食で使用を予定しているほうれん草の産地は、宮崎、群馬、千葉の3県にわたります。
横須賀青果市場に出荷されたもののうち、給食で使用できる量を確保できている予定産地の中から、選ばれます。
9月2日〜13日の産地は、宮崎・千葉で決定しています。
その次の18〜20日の産地は、現時点では決定していません。
そこで、教育委員会事務局学校教育部学校保健課に対して、フジノは以下の3点を申し入れました。
- 基準値以下であってもセシウムが検出されており、「産地変更」すること
- 産地変更できない場合には、「保護者・児童生徒への情報提供」を行なうこと
- 産地変更できない場合には、児童生徒が給食で「その食材を食べない選択」を認めること
学校保健課長の返答は、次の通りでした。
- 現時点では産地変更はしない方針だが、まだ群馬県産が使用されるか否かは出荷量で決まる為に未定である。
- 保護者・児童生徒への情報提供は、冷凍みかんを提供した前回と同様、情報収集をしっかり行なって、きちんとした細やかな情報提供に努めていく。
- 仮に食材が提供されたとしても、児童生徒がその食材を食べるように教職員が強制することは無い。
多くの保護者の方々が産地変更を望んでいることを認識しているかをフジノが尋ねたところ、課長はそうした声も十分認識しているとのことでした。
今後も動きがありしだい、ツイッターやブログで市民のみなさまにお伝えしていきます。