横横道路の通行料値下げの実現を目指して
今日の本会議では、政府に対する意見書案の採決も行なわれました。
市議会の全メンバーが賛成することを『全会一致』と言いますが、『横浜横須賀道路の通行料の値下げ』を求める意見書が全会一致で可決されました。
横浜横須賀道路の通行料といえば「高い」ことで知られています。
土日祝日と平日深夜早朝はETC割引が実施されているものの、これを平日昼間の通行料も半額以下に値下げすべきというのが多くの方々の意見です。
そうした立場から、横須賀市議会として意見書を提出することが決まりました。
横浜横須賀道路の料金引き下げに関する意見書
横須賀市には首都圏と連絡する幹線道路が国道16号しかなく、この16号の沿線には大型の商工業施設、米軍施設、自衛隊施設などが集中している。また、本市の北部地区には多くのトンネルが集中し、代替となる路線もなく、通勤時間帯を中心に慢性的な交通渋滞が発生している。
一方、国道16号のバイパス道路として整備された横浜横須賀道路は、市民等が利用しやすい料金体系が望まれているが、この通行料金は周辺の東名高速道路や首都高速道路に比べて著しく割高であり、市民等の利用を阻害する一因となっている。
料金比較の一例を述べれば、横浜横須賀道路の通行料金は、狩場〜馬堀海岸間32.7㎞に対し普通車1,400円(42.8円/㎞)となり、首都高速道路の上限額900円をはるかに超える額となっている。また、首都圏へ行く場合には、横浜横須賀道路の料金に首都高速道路の料金が加算される為2,300円となり、この額は東名高速道路の東京〜御殿場間にも匹敵する料金となる。
この割高な通行料金を引き下げることにより、横浜横須賀道路の利用が促進され、地域経済の活性化、市内の渋滞緩和、安全安心のまちづくりの促進に資することは言うまでもない。
よって、国におかれては、下記事項の実現に向け関係団体へ働きかけるよう強く要望する。
記
1.地域経済の活性化、渋滞緩和、安全安心のまちづくりのため横浜横須賀道路の通行料金を引き下げること。
以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
(提出先)衆議院議長、参議院議長、内閣総理大臣、総務大臣、財務大臣、国土交通大臣
6月の市長選挙において広川さとみ候補を応援した市議会メンバーは、選挙が終わっても実現を約束した政策を捨てたりはしません。
横浜横須賀道路の通行料の値下げは、商業・工業・観光など三浦半島の経済活性化にとって重要な取り組みです。
物流面からの活性化
・国道357号の延伸と横浜横須賀道路通行料の値下げにより、物流速度の向上と物流コストの低下を実現します。
絶対に実現させなければなりません。
市長選挙の後半になると、吉田市長もこの公約を取り込んで自らの選挙公約にしました。
つまり、市議会だけでなく市長にとっても横横道路の通行料値下げは重要な公約です。
あらゆる手段を尽くして、実現に向けて努力をしていかねばなりません。