問題の本質は「公金の不当支出」では無い、とフジノは考えています/保健所健診センターの臨時職員の任用について

委員会審議が神奈川新聞に報じられました

昨日(9月26日)は教育福祉常任委員会が開かれました。

教育福祉常任委員会が開かれました

教育福祉常任委員会が開かれました


決算審査を行なう前に、急きょ追加報告が行なわれました。

保健所健診センターの臨時職員の任用の不適切な在り方』についてです。

教育福祉常任委員会・議事次第

教育福祉常任委員会・議事次第


小林信行議員が一般質問(9月24日)で取り上げ神奈川新聞も特ダネとして報じて、その後、他社も報じて広く知られるようになりました。

2013年9月25日・朝日新聞より

2013年9月25日・朝日新聞より


そうしたことから委員会でも審議されることになったのです。

この模様がけさの神奈川新聞に報じられました。

2013年9月27日・神奈川新聞より

2013年9月27日・神奈川新聞より


フジノの発言も取り上げられました。

市長や管理職の責任を問うことや再発防止策を打ち出していくことは当然大切です。

しかし、この問題について、フジノはそうした点に大きな関心はありません。

ここでフジノの考えをしっかりと記しておかねばならないと思います。



問題の本質を見失えば「医療崩壊」が加速するだけだ

フジノとしてはこの問題で最も重視しているのが、今まで働いてくれた臨時職員のみなさんを守ることです。

今の状況は、『公金の不当な支出』という言葉がひとり歩きしています。

勤務実態が無かったのにお金が支払われていた、という不正事件としての側面ばかりがセンセーショナルに取り上げられています。

しかし、「そのことは今回の問題の本質ではない」とフジノは考えています。

「公金が不当に支出された」と保健所を弾劾して追及しても、その先に『中長期的な保健医療の環境』が改善されることは無い、とフジノは考えています。

『医療崩壊』『看護崩壊』の流れの中で、こうした臨時職員の雇用の在り方が常態化してきたのです。

保健所健診センターは、フジノたちが進めてきた保健・健康増進への取り組みにおいて、これから特定健診・保健指導の最前線の役割を担ってもらう重要不可欠な存在です。

このまちの市民のみなさまの健康で長生きできる暮らしを守る為の、重要なゲートキーパーになってもらわねばならないのです。

だから、フジノはその立場から自らの想いをメッセージとして強く発信しなければならないと強く決意していました。

教育福祉常任委員会でも、あえて委員長の許可を頂いて発言をさせていただきました。

それを神奈川新聞が取り上げてくれたのは、そのメッセージを該当する職員の方々をはじめとする市職員、そして市民のみなさまにお伝えする上でとてもありがたいことでした。

不適切な慣行は一刻も早く正して、体制を立てなおして、もっともっと重要な課題に取り組む為の体制を作らなければなりません。



追加説明資料の中身

配布された資料の全文を掲載します。

教育福祉常任委員会に追加報告された資料

教育福祉常任委員会に追加報告された資料

保健所健診センターの臨時職員の任用について

新聞報道及び市議会本会議で質疑のありました保健所健診センターの臨時職員の任用について不適切な取り扱いの状況とその是正内容、及び是正に至った経過についてご報告いたします。

1 健診センターで実施している健診内容
(1) 健診の種類
成人健康診査、特定健康診査、後期高齢者健康診査、胸部検診、胃がんリスク検診、大腸がん検診、前立腺がん検診、乳がん検診、子宮頚がん検診、骨密度検診、肝炎ウイルス検診、成人歯科健康診査

(2) 健診実施時間
月、火、木、金曜日 午前8時45分から
水曜日 午後1時15分から

(3) 予約の状況
1日当たり10人~61人 平均41.93人(平成24年度)

2 健診センター職員数
(1) 正規職員
 看護師 2名
 診療放射線技師 4名
 臨床検査技師 1名
 事務 1名

(2) 非常勤職員の配置
 保健師 1名
 事務 1名

(3) 健診実施時の臨時職員の配置
 内科医師 1名(月に1回程度任用)
 看護師 7~10名
 臨床検査技師 1名
 事務 3名

(4) 専門医師の配置
 乳がん検診医師 1名
 子宮頚がん検診医師 1名

3 今回不適切と指摘された状況
(1) 平成24年度まで長期にわたり、臨時職員の勤務時間の終了時刻前であっても、健診が終了した時点で帰宅を認めていたため、勤務実態のない賃金が支払われていたことは不適切である。

(2) 十分な説明なしに平成25年度の臨時職員の勤務条件を変更したことは不適切である。

4 是正の内容
平成25年度の任用にあたり、以下のとおり勤務条件を変更した。

変更前 変更後
勤務時間 8:30~12:30
13:00~17:00
8:30~12:00
13:00~16:30
1時間当たりの賃金 看護師1,040円 者護師 1,100円
1日あたりの基本支給額 看護師 4,160円
臨床検査技師 7,600円
事務 3,440円
(4時間)
看護師 3,850円
臨床検査技師 6,650円
事務 3,010円
(3.5時間)

内科医師 賃金 21,200円(4時間)
専門医師 報償金 36,500円(1回)については、従前どおり

5 これまでの経過
平成24年12月
匿名による投書が人事課あてにあったことから、人事課から健診センターの臨時職員の勤務状況と賃金の支払いについて確認の連絡があった

平成25年2月
実態報告をするとともに是正方法などを人事課に相談

平成25年3月末
是正方法を決定し職員団体に勤務条件変更を説明

平成25年4月22日
臨時職員に勤務条件変更の通知送付

平成25年5月1日
健診センタ一新年度事務説明会実施。勤務条件の変更について説明と直前に変更したことへの謝罪をした

平成25年5月7日
市民健診開始。臨時職員出勤




教育福祉常任委員会が開かれました

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