看護学生の大切な節目としての「戴帽式」へ
今年も横須賀市立看護専門学校の『戴帽式』に参加しました。
*「戴帽式とは何か」という説明はこちらをご覧下さいね。
2004年の開校から、早くも10回目の『戴帽式』を迎えました。
この『戴帽式』を終えた40名の生徒のみなさんは、本格的に『臨地実習』へ進んでいくことになります。
戴帽式に列席するたびに保健医療福祉への想いを新たにします
フジノは毎年参加させていただいているのですが、列席するたびに自分自身の中にも『新たな決意』が沸き起こるのを感じます。
特に今回は、『上級生の言葉』を聴いて深く感動しました。
上級生の方が自らが『臨地実習』で感じたことを話してくれました。
産婦人科の実習では、お産に立ち会わせてもらったそうです。生まれてきたばかりの赤ちゃんが一生懸命生きていこうとする姿を目の当たりにしたそうです。
さらに、終末期ケアの実習では、看取りの現場も訪れたそうです。お産の現場とは全く違う空気感に包まれながらの実習だったことと思います。
『上級生の言葉』を通して、看護の仕事の領域はとても広くて、新しい命が生まれる瞬間から人生の最期のその瞬間まであらゆる場面において関わりがあるということをフジノは再認識しました。
人が生まれてから死ぬまでの全てに関わる仕事という意味ではフジノたち政治家も同じですが、政策・制度面での人生に対する関わりと、臨床現場での関わりとではその密度の濃さは大きく異なります。
看護師という職種の責任の重さを改めて痛感させられると共に、看護人材の不足という現実や待遇面での厳しさや労働環境の劣悪さをフジノたち政治家が一刻も早く改善しなければならないと再度決意を新たにしました。
10期生のみなさん、おめでとうございます
10期生のみなさん、今日は戴帽式おめでとうございました。
これからみなさんが看護職としての誇りをもって働いていかれるように、政治・行政の立場からできる限りの制度改正や環境改善を行なっていくことをフジノは約束します。
もちろん一朝一夕には社会保障を取り巻く状況は改善されませんし、今現在議論が行なわれている診療報酬改定も決して多くの立場の方々の理解を得られるような状況にはありません。
それでも、いのちを守り、人々の尊厳ある生を守り、献身的に働いていく看護職のみなさんをしっかりとサポートしていくことが、市民のみなさまの健康と暮らしを守ることなのだとしっかりと認識して、覚悟を持って保健医療福祉を守っていきます。
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そして、10期生の保護者のみなさん、市立看護専門学校の先生方、臨地実習先の病院・施設のみなさま、どうか学生たちのことを暖かく厳しく見守っていって下さいね。
どうかよろしくお願いします!