9ヶ月間で500km歩きました
『NIKE+RUNNINGアプリ』というiPhoneのアプリがあります。
ジョギングやウォーキングをする時に、このアプリを立ちあげておくと、GPSで走ったルートを地図上に記録してくれます。どれだけの距離を、どんなペースで、どれくらいの時間をかけて進んだのかをグラフやデータで記録してくれます。
フジノは今年3月9日からウォーキングをする時に、このアプリを使って記録(=ログ)を取り続けることにしました。
短い日は15分くらい、長い日は2時間くらい。なかなか毎日は続けられないでいるのですが、自分のペースでとにかく少しずつ続けてきました。
その結果、今日までのウォーキングの合計距離は約530kmとなりました。
ちりも積もれば山となる、ですね。
半年間、毎晩必ず歯間ブラシを使いました
そして、もう1つ半年間続けてきたことがあります。
歯を磨く時に、歯ブラシに加えて、歯間ブラシを使うようにしています。歯ブラシでは歯の表面しか磨くことができないので、歯間ブラシで歯と歯の間のすきまのゴミを取るのです。
面倒くさがりのフジノにとって、これはとにかく手間なのですぐにやらなくなってしまいそうでした。
そこで、1日3回全ての歯磨きではなくて、夜の歯磨きの時だけ必ず歯間ブラシを使うというルールにして、何とか半年間休まずに続けることができました。
半年ぶりに歯医者さんを訪れて歯科健診をしてもらったところ、歯石のつきも少なくて歯ぐきもしまって改善されている、と褒めてもらえました。
また半年経ったら、歯科健診に訪れるつもりです。
食生活は全く変えることができませんでした
一方で、本当に努力したのですが、全く改善できなかったのが『食生活』でした。
はじめの頃は、
- 毎日、必ず朝ごはんを食べる
- 毎食、必ず野菜を摂る
- ごはんを食べる時は、まず野菜を先に食べる
などのルールを守っていました。
けれども…ここ数日のフジノのごはんは、こんな感じです。
フジノは90%以上が外食なのですが、野菜の小鉢を一品追加して頼むことさえ面倒に感じてしまうのです。
仕事が深夜に及ぶことが多いので、食べる時間をもったいないと感じてしまうのです。
だから、食べるメニューも資料を読みながら片手にスプーンで済ませられるカレーばかり。
あとの10%は、コンビニで買ったお弁当を自宅で食べるのですが、やっぱり味が濃いものばかり食べてしまうんですよね…。
フジノは食生活の改善は、全くできませんでした。
こうして、半年前に比べて5kg近く体重が増えてしまいました。
これでは、完全にメタボリックシンドロームへ一直線ですね。
- 体重:64kg ⇒ 67kg
- 体脂肪率:11% ⇒ 15%
それから、睡眠の改善も全くダメでした。なるべく夜の早い時間に就寝して、なるべく朝の早い時間に起床する。これにもチャレンジしたのですが、僕には不可能でした。
保健事業を市民のみなさまにお願いするのだから、自分自身がまず始めなければ
結果的に、半年間続けることができたのは、ささやかな2つのことだけでした。
それでも、それでも挑戦して良かったと思っています。
今、政治家としてフジノは、これまで力を入れてきた医療政策・福祉政策に加えて、新たに保健政策にも強く取り組みをすすめていこうとしています。
『保健政策』というのは、ひとことで言えば『健康づくり』です。
病気にならない為の『予防医療』、要介護にならない為の『介護予防』などもその1つです。生活習慣病にならないように毎日の暮らしの見直しをする。生活習慣病になっても、重症化しない栄養・睡眠・生活リズムに改善をする。
これができれば、市民のみなさまはずっと健康で長生きができる。政治・行政にとっては医療費や介護給付費の伸びを抑えることができる。みんながハッピーになることができます。
でも、言葉で言うのは簡単ですが、実際には長年の暮らしの中で定着している自分の生活パターンを変えることは、とても難しいことです。
この「言うのは簡単だけど実践するのは難しい」ことを市民のみなさまにやって頂く為には、まずは自分自身がやらなければダメだろうとフジノは感じました。
自分ができもしないことを市民のみなさまにお願いするなんて無責任ですから、僕はまず自分自身の生活習慣の改善にトライしようと決めました。
そこで、まずできることから何か始めてみようと考えたのが、上の4つ(ウォーキング、歯間ブラシ、食生活、睡眠)でした。
これらを選んだのは、決して専門的な保健の観点からではありません。あくまでもフジノが直感的にやってみようと感じてスタートしたものに過ぎません。
実際には、市民のみなさまは市民健診・特定健診を受けることで、必要に応じてプロの保健師・栄養士から情報提供・アドバイス・指導を受けることができます。
ただ、続けることができたウォーキングと歯間ブラシにしても半年間続けた今でも面倒なのは変わらず、「やめたら気持ち悪い」というほどの習慣には全くなっていません。よっぽど意思が強く無ければ、食生活そのものを見直す、とか、仕事が忙しくてたまらないのに睡眠を夜早く起床を朝早くに切り替える、とか、本当に難しいなあと試してみて実感しています。
だから、やっぱり市民のみなさまに生活パターンを変えてほしいとお願いして実践して頂くのは大変なことなのだと思います。
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おひとりおひとりの市民のみなさまに、健康を意識した暮らしへとシフトしていただくことは、現実的には、とても難しい。
でも、それでもそれ以外には超高齢社会をみなさまに健康で長生きして頂き、かつ社会保障費を抑えて医療・福祉サービスを守っていく方法は無いのです。
保健に関する専門書や論文をたくさん読んできたフジノですが、なかなか難しさを痛感しています。
どういう取り組みであれば、市民のみなさまにモチベーションを高く持っていただけるのか。どんな施策を打てばそれがインセンティブになるのか。
まずは自分自身がひとりの生活者として試行錯誤を続けてみたいと思っています。
次は「人間ドックの毎年受診」に挑戦します
当面、次の目標は『人間ドックを毎年受診すること』です。
かれこれ3年も全く健康診断も人間ドックもフジノは受けていません。時間を割くのも面倒で、何より人間ドックは3〜4万円もかかるので高すぎます…。
しかも、予約してもとれる日程が2ヶ月も先なこともざら。モチベーションが下がってしまいます。
でも、政治家がちゃんと受診をしていなければ、市民のみなさまに「受診してください!」とはお願いできませんよね。
まずは人間ドックの受診にトライしますね。
そしたらまた報告します。