予算決算常任委員会で「下水道使用料値上げ」が可決
先月中旬からスタートした12月議会も、まもなく閉会が近づいてきました。
4つの分科会での審査を終えて、今日は『予算決算常任委員会(全体会)』が開催されました。
採決の結果、全ての予算関連議案が『可決』されました。
可決された議案の中には、かねてからお伝えしてきた『下水道使用料の値上げ』議案も含まれています。
これにより、本会議(最終日)での『可決』もほぼ確実となりました。
来年10月から下水道使用料は値上げとなる見込みです。
7年前からフジノは下水道使用料の値上げを提案してきました
消費税の増税、国民健康保険料・介護保険料の値上げなど、数多くの値上げを前に、市民のみなさまはさらに生活が追い込まれてしまうのではないかと今後への不安を感じておられると思います。
今回の『下水道使用料の値上げ』は、フジノは7年前からずっと提案し続けてきた政策です。
2期目の立候補をした選挙でも、選挙公約に掲げてその必要性を訴えてきました。
つまり、フジノは今回の値上げを誰よりも強く訴えてきたひとりです。
ですから、誰よりも市民のみなさまに対して、責任があると感じています。
これまでもその必要性をお伝えしてきたのですが、さらにしっかりと多くの方々に説明を尽くしていきたいです。
下水道財政の今後4年間の収支見通しが改善されました
もしも値上げをしなければ、下水道事業財政の破綻は目の前でした。
2017年度末には、約36億円の資金不足となる見込みでした。
2014年10月からの値上げのおかげで、深刻な下水道事業財政はようやくひと息つくことができます。
上下水道局が示した、新たな4年間の『収支見通し』は下の通りです。
年度 | 2014 | 2015 |
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収入 | 190億0000万円 | 193億3100万円 |
支出 | 188億7000万円 | 192億5600万円 |
当年度過不足 | 1億3000万円 | 7500万円 |
資金残額 | 1億3000万円 | 2億0500万円 |
年度 | 2016 | 2017 |
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収入 | 192億8400万円 | 188億3200万円 |
支出 | 193億9600万円 | 189億2200万円 |
当年度過不足 | ▲1億1200万円 | ▲9000万円 |
資金残額 | 9300万円 | 300万円 |
2017年度末の資金残額は、値上げ前は▲36億円となる見込みだった訳ですが、値上げやさらなる行政改革の効果で+300万円へと何とか収めることができそうです。
今後も徹底して説明していきます
かねてから申し上げてきたとおり、こうした財政状況の悪化はもうずっと以前から分かっていたことでした。
それがここまで値上げが先延ばしされてきたのは、やはり『上の世代』の怠慢・失政だとフジノは考えています。
フジノは、『今の世代』で決着をつけるしか無い、と確信しています。
値上げは、市民のみなさまに大きなダメージを与えてしまうものです。かといって、先延ばしを続けてきた結果、そのダメージはさらに大きくなってしまうのです。
こどもたちや孫たちの『次の世代』にさらなるツケを先送りすることは絶対にできません。
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はじめに申し上げたとおりで、フジノは今後も徹底して説明を行なっていきます。
もちろん横須賀市上下水道局もしっかりと周知を行なっていく予定です。
これまでの周知 |
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これからの周知 |
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この他にも、出前トークなどあらゆる機会に説明を尽くしていく予定です。
フジノは、市長による車座会議をこのテーマだけで行なうべきだと提案しています。必要があれば、どんなことであっても行なうべきだと考えています。
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下水道使用料の値上げの議案ですが、横須賀市議会としての正式な採決は、12月12日の本会議(最終日)に行なわれます。