横須賀中央駅に青色照明灯が設置されました
先日は汐入駅に設置された青色照明灯を紹介しましたが、今日は横須賀中央駅です!
こちらが実際に設置されたところです。
神奈川県からの補助金(地域自殺対策緊急強化交付金・鉄道整備事業)を利用して、京浜急行は横須賀市内の3駅(汐入・横須賀中央・県立大学)に「青色照明灯」を設置します。
その為の工事が1月16日からスタートして、2駅が無事に完了。
来週中には、ラストの県立大学駅への設置も終了予定とのことです。
雪と青色照明灯
夕方から、横須賀も雪が降りました。
ふと雪に目を奪われるように、自殺へと追い込まれてしまった方々がこの青い灯りによって、一瞬で良いから関心が自殺からそれることを願ってやみません。
青色照明灯の効果は、その灯りを浴びているその場限り。
だから、自殺対策に取り組んでいる関係者の中からは「根本的な自殺対策は生活支援こそ。こんな青色照明灯の設置は小手先だ」といった批判もあります。
でも、その批判は的外れです。
一生涯ずっと効果を持つ根本的な対策なんて、存在しないのです。
人はいつだって、生きることと死ぬことのはざまで揺れながら、なんとか一日一日を生き延びているだけなのです。
この青色照明灯は、ある一瞬だけで良いから追い込まれている複数の要因でいっぱいになっているこころを、死ぬこと以外にも違う可能性があるかもしれないと振り向かせる為のものなのです。
自殺対策とは、突き詰めればどの対策にも永続的な効果なんてありません。
むしろ、ささやかな効果しかありません。
そのささやかな効果をとにかく積み重ねていくしか無いのです。
どれが効果が高い、どれが効果が低い、なんてことを言っているヒマがあれば、全部やるんです。
いのちを守るということは、ある一瞬の積み重ねを永遠に続けていくことなのですから。
雪が降るだけで、人のこころは奪われます。
雪が降るだけで、人のこころははやります。
その一瞬だけで、少し元気が出たりするものなのです。
そんな雪と同じような効果を、フジノは青色照明灯に期待しています。