委員会での当初予算審議スタート
4日間にわたって続いた本会議・代表質問が終わり、今週から予算審議の場は新たに委員会に移りました。
フジノの所属している教育福祉常任委員会では、まず『健康部』の予算を審議しました。
今日のブログでは、フジノが最も力を入れてきた『自殺対策』の予算について報告します。
自殺対策推進の予算は、754万円です
2014年度当初予算案に計上された『自殺対策』の予算は、754万円です。
754万円の内訳は、下の通りです。
費目 | 金額 |
---|---|
自殺対策推進事業非常勤職員 | 356万000円 |
委員報償金 | 36万4000円 |
講師謝礼 | 9万8000円 |
印刷製本費 | 125万3000円 |
通信運搬費 | 45万4000円 |
業務委託料 | 36万0000円 |
消耗品費、手数料、食糧費、旅費 | 36万9000円 |
補助金 | 20万0000円 |
合計 | 754万8000円 |
自殺対策は『人的資源』こそ極めて重要ですから、他の事業(例えばハードを建設するようなもの)とは異なって「予算が多いか少ないか」は本質的に大きな意味はありません。
それでも、かつて「ゼロ円」だった自殺対策への予算が今こうして約750万円規模まで増えたのは、横須賀の自殺対策の提案者としてフジノはうれしい限りです。
その肝心な『人的資源』の予算は、ここには含まれていません。例えば、精神保健福祉相談(電話・面談・アウトリーチ)を毎日担当している保健所健康づくり課こころの健康係のみなさんの人件費等は含まれていません。
また、実際には自殺対策に深く関わりのある事業(多重債務特別相談会、ライフステージごとのうつ対策など)も含まれていません。
あくまでも『自殺対策推進事業』という費目で予算案に計上されている事業のみを紹介しました。
新たな取り組みを紹介します
さて、新年度に行なう予定の『自殺対策推進事業』の主なものを記します。
赤い文字で書いた事業が、2014年度に『拡大』される/『新規』にスタートする取り組みです。
- 自殺対策連絡会(年間2回)
- 自殺未遂者対策連絡会(年間4回)
これまでは横須賀市と『横須賀共済病院』の連携で実施してきました。
さらに、新たに『うわまち病院』が加わって、自殺未遂者支援を実施します
- 生きる支援連絡会(年間8回)
- ゲートキーパ一等養成研修会・講演会(年間10回)
- 自死遺族分かち合いの会(年間12回)
- よこすか心のホットライン(1万2000冊)
あらゆる相談窓口を網羅した小冊子『よこすか心のホットライン』は毎年約5000冊発行し、街頭キャンペーンや出前トークなどの機会にお届けしてきました。
これを新たに横須賀商工会議所の協力を得て、市内企業7000事業所に『よこすか心のホットライン』を送付します(1事業所に1冊はあるという状態を目指します)
- 街頭キャンベーン(年間2回)
- 性的マイノリティ支援団体による「(仮)分かち合いの会」の市内開催
注目すべきは
『性的マイノリティ支援団体による「分かち合いの会」の市内開催』
です!
開催方法などの詳しい情報は、後日改めてお伝えしますね。
2014年度予算案の自殺対策についても、フジノの提案がいくつも実現していました。
提案者として、予算の成立後はしっかりと取り組みを見守っていきます!
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今日の委員会での質疑では、さらに改善すべき点などを指摘し、課題の解決に向けた提案を行ないました。
こちらについても後日改めてお伝えしますね。