4月から精神障害者保健福祉手帳の性別欄が削除されます
昨日、厚生労働省が開催した『障害保健福祉関係主管課長会議』の場で、とても良い報告が発表されたようです。
フジノも傍聴予定だったこの会議ですが、今回は傍聴希望者が多数にのぼった為、行政関係者の傍聴は見合わせてほしいと連絡を頂いて(これはとても珍しいことです)参加できませんでした。
どんな報告だったかを報じた、毎日新聞の記事はこちらです。
精神障害者手帳:来年度、性別欄を削除
厚生労働省は4月から『精神障害者保健福祉手帳』の性別欄を削除することを決め、7日に自治体担当者を集めた会合で説明した。精神疾患の一つで、心と体の性が一致しない性同一性障害の当事者も一定程度、手帳を所持していることに配慮した。当事者らでつくる『日本性同一性障害と共に生きる人々の会』(山本蘭代表)によると、こうした配慮で公的な書類・証明書の性別欄が削除されるのは国レベルで初めて。
厚労省は2012年、国民健康保険証の性別欄を裏面に記載することを認めたが、治療への影響を懸念し、削除には至らなかった。
手帳は精神保健福祉法に基づいて都道府県知事が交付、2年ごとに更新し、税金の控除・減免や公共料金の割引が受けられる。所持者は2013年3月時点で約70万人。新年度から性別欄のない手帳を交付する。希望者には更新に先立って交換に応じる方針だ。
【遠藤拓】
厚生労働省がこうした方針を固めたことは、すでに昨年8月には報じられていました。
でも、実際に運用がスタートとなるという説明がなされて、ホッとしました。
ナイス厚生労働省。
国が動き始めると、地方政府も動きやすくなります。
一歩前進です。