大村洋子議員がマンガをオススメしてました!
毎日必ず読んでいる大村洋子議員(日本共産党)のブログで、あるマンガがオススメされていました。
先週の週刊ビッグコミックスピリッツで連載が始まった『健康で文化的な最低限度の生活』(柏木ハルコ著)です。
大村議員とは社会福祉に対する考えがとても近く、質疑をお聴きしていてもとても勉強になることが多いのです。
だから、大村議員がオススメしているこのマンガ、とても関心が湧いてきました。
柏木ハルコさんの新作「健康で文化的な最低限度の生活」
過去の連載をリアルタイムで読んできたので、柏木ハルコさんというと、フジノには「エロマンガばっか描いてた人」というイメージ(ごめんなさい)。
でも新作では、社会派のストーリーに挑戦なのですね。がんばってほしいなぁ!
第1話のストーリーは、こんな感じ。
「健康で文化的な最低限度の生活」の主人公・えみるは、春から公務員として働く新社会人。
彼女は福祉事務所の生活保護を扱う課に配属される。
初日からさまざまな受給者に会い 疲弊するえみるだったが、1日の終わりに受給者からの「これから死にます」という電話を受け取り……。
主人公の名前(えみる)が、なんか柏木さんマンガらしい…。
柏木さんのツイッターを拝見すると、新作がどんなふうに受け止められるのか心配しておられた様子が伺えました。
@gi_n_new ありがとうございます!!現場の方からこの漫画がどう読まれるのかとても不安でしたが、そう言っていただけてとてもうれしいです。多くの方に読んでもらえるよう頑張りますので、今後もどうぞよろしくお願いいたしますm(__)m
— 柏木ハルコ (@harukokashiwagi) 2014, 4月 3
@daisukoi どもありがとう。非常にデリケートな話題ゆえ、心理描写などは特に丁寧に描きたいなと思っています!また思うところがあったら、良くなかったところも含め感想お願いします~(^^)
— 柏木ハルコ (@harukokashiwagi) 2014, 4月 1
@motimado うん、この漫画の取材で「お金は目的ではなく手段であり、ケースワーカーの仕事はそのお金を通していかに美しい暮らしをしてもらうか」というようなことをおっしゃったケースワーカーさんがいて、とても印象的でした。暮らし、というのはこの漫画のとても大切なテーマの1つです。
— 柏木ハルコ (@harukokashiwagi) 2014, 3月 31
@hokutoyokoyama ソーシャルワーカーの方でしたか!ご期待に沿えるよう頑張ります!感想、ご意見等お待ちしております。
— 柏木ハルコ (@harukokashiwagi) 2014, 3月 25
フジノも買ってみた
という訳で、フジノも今週号の『ビッグコミックスピリッツ』を買ってみました。
『スピリッツ』を買ったの、ものすごく久しぶり。
10年間続いていた『ラスト・イニング』が最終回だったので、それを先に読んでから、柏木さんの新連載を読みました。
本音の感想
本音の感想を書きます。
うーん。
感想は、特にありませんでした。
取り立てておもしろい訳でも無いし、つまらない訳でも無い、というか…。
第2話の作中に出てくる何人かの相談者のひとりが、たまたまフジノが最近担当した相談者の方と「やや似ている」と感じたくらい。
あとは取り立てて感想はありませんでした。
まだ2話目だから序盤も序盤でこれからストーリーが展開していくのは理解しているのですが、これだけでは3話目も読んでみたいとは別に思わなかった。
『生活保護』そのものをテーマにしたマンガでは、すでに名作『陽の当たる家』があるからなぁ。
本作と『陽の当たる家』の違いは、福祉事務所をメインに新人ケースワーカーの観点から描いているということなのかな?
でも、新人ソーシャルワーカー(児童相談所)をメインにしたマンガは『ちいさいひと〜青葉児童相談所物語〜』もあるし。
すでに社会派の内容でリアリティもありつつ読ませる力を持っている名作は、マンガでもいくつも出ています。
これから先、柏木さんの新作ができるかぎり現実の姿をしっかりと反映させて、なおかつ同時に、読ませる力を持つ作品になってほしいなあと切に願います。
柏木さん、どうか頑張って!
そして世の中にあふれている『公的扶助』への偏見を拭い去るひとつの助けになって下さい!
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ぜひみなさまも、柏木ハルコさんの新作『健康で文化的な最低限度の生活』ご一読くださいね。