厚生労働省医政局の梶尾指導課長の講義
今夜は、大学院での聴講です。東京・青山一丁目へ向かいました。
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大学院の入り口にて
中村秀一先生『社会保障の政策形成の最前線』の第2回目にあたります。
今回の講師は、厚生労働省医政局指導課長の梶尾雅宏さんです。
2025年に向けて社会保障体制は大きく変わります
昨年12月、今後の社会保障制度改革の『工程(スケジュール)』を示したプログラム法が国会で成立しました。
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プログラム法の概要「医療・介護」分野のみ抜粋
プログラム法の工程に基いて、具体的に改革を実行する為の法案が提出されていきます。
現在開会中の国会では『地域医療・介護総合確保推進法案』が審議されています。
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医療・介護総合推進法案の概要
これが成立した後の制度改革についてお話を伺いました。
これからスタートする「医療提供体制」の改革
それにしても今夜の講義は難しかったです…。
講義を録音しておいて、帰りの電車で聴き直して、さらに横須賀中央に戻ってからファミレスでもう1度聴き直したのですが、合計3回聴いても理解しきれませんでした(涙)
*ということで、講義の内容については改めて後日記します*
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中村秀一先生と梶尾指導課長
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梶尾指導課長
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パワーポイントより
超高齢・少子・多死社会、かつての日本はもう存在していない
今夜の講義の内容から離れるのですが、フジノがずっと感じていることをこの機会に記したいと思います。
フジノのそばにいる方々はすでに耳にタコの内容だと思いますが、お許し下さい。
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新聞やテレビでは、消費税アップによる負担の増加や医療費の負担割合のアップなどしか大きく報じられていません。
増税の痛みを報じる、政権与党を攻撃する、それは視聴率を集めやすいネタだと思います。
けれども、もっと世間にきちんとアナウンスすべきことがあります。
『現実』を報じるべきです。
今の『超高齢・少子・多死社会』は、かつての『古き良き昭和』ではありません。
もはや日本は『全く違う経済社会状況』に完全に変わったのです。
メディアは、市民のみなさまのこころにある『ノスタルジー』(もう存在していない懐かしき日本)を煽ってばかりです。
けれども、それでは市民のみなさまを守ることはできません。
どれほど『現実』が厳しくとも、目の前の現実を直視して、そして徹底的に情報を提供して、予測できる短期・中期・長期的な未来の姿をアナウンスすべきです。
もはや変わってしまった社会の『現実』と『予想できる未来』への対応に、目を向けるべきです。
僕たちが、僕たちのこどもたちや孫たちの世代を守る為に、今やらなければならないことはたくさんあります。
それなのに、『もう絶対に戻ってこない過去』の『ノスタルジー』に浸っている場合では無いのです。
メディアだけでなく、政治家たちもそうです。
もっと現実を見てほしいです。
そして、現実に対応すべき政策を打たねばならないのです。