「放射能に晒された物を収めたコンテナを原子力空母から運搬船へ移し替え作業を実施する」と米海軍から連絡がありました

原子力空母からは放射能に晒された物が定期的に搬出されています

『原子力空母ジョージ・ワシントン』から、放射能に晒された様々な物を運び出す作業が定期的に行なわれています。

低レベルの放射能に汚染された様々な物とは、以下のような物だとされています。

  • ぞうきん

  • プラスチックシート

  • 手袋

フジノの手元の資料をチェックしたところ、少なくとも過去5回(2010年4月16日、2012年4月10日、2013年5月23日、あと2回は日付を確認できませんでした)はこの作業が行なわれてきました。

2010年4月17日・神奈川新聞より

2010年4月17日・神奈川新聞より


この搬出作業は「本来の約束を超えた不法行為だ」という立場から、『非核市民宣言運動ヨコスカ』のみなさんは定期的に監視活動を行なってくれています。

2013年7月7日「たより」233号より

2013年7月7日「たより」233号より


フジノも同じ見解です。

しかし、毎年この作業が行なわれていることは事実で、2014年もその時期がやってきました。



アメリカ海軍から連絡がありました

その『搬出作業』について、本日、全市議会議員宛に政策推進部渉外担当部長(基地対策)から以下の報告がありましたので、市民のみなさまにもお伝えいたします。

米海軍からの情報提供について

本日、米海軍から、次のような情報提供がありましたので、報告します。

  • 原子力空母ジョージ・ワシントンの通常のメンテナンス作業に伴う、低レベルの放射能にさらされた物が収められているコンテナの、ジョージ・ワシントンから運搬船への移し替え作業を5月3日(土)に行なう予定である。

  • 移し替え作業は、クレーンを用い、このクレーン作業とこれに伴う安全管理に、日本人従業員が従事するが、日本人従業員は、コンテナに触れることは無い

  • コンテナはジョージ・ワシントンから直接運搬船に移し替えられ、陸揚げされることは無い。

  • 作業後、米国へ帰国し、搬出、最終処理が行われる。

これに対し、市として、次の事項について米海軍に確認しました。

  • 作業の実施にあたり、安全管理には細心の注意を払う。

  • 作業に直接従事する日本人従業員には、事前に作業についての説明を行い、適切な指示を与える。

  • 実際に作業に従事するものだけではなく、他の日本人従業員(ジョージ・ワシントンで作業する民間の従業員含む)に、説明を実施する。

  • 作業終了後、市に連絡する。

過去の経緯からフジノとしては「この作業によって多くの市民の方々に何かしら影響が起こることは無い」と判断しています。

何らかの事故やミスが起こった時に、実際に直接的な影響を受けるのは『作業に従事しておられる基地従業員の方々(作業を行なう方々が日本人か否かは問題ではありません)』です。

ですから、作業に関わる全ての方々の安全をこころから願っています。

また何らかの情報があれば、すぐに市民のみなさまにお伝えいたします。



2013年7月7日「たより」233号より

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