誰の政策だったのか、僕は忘れない
けさの神奈川新聞が、昨日開催された『NTC拡充施設誘致委員会』について報じてくれました。
他社の記事と異なり、特筆すべき点は竹内英明会長が行なったあいさつを報じてくれたことです。
竹内会長は、あいさつでこれまでの経緯を率直に話して下さいました。
- 『NTC誘致』はそもそも市長選挙で広川さとみ候補が選挙公約として提案したこと
- 市長選挙後の昨夏、吉田市長から「NTC誘致をやりたい」と提案があったこと
- 吉田市長からの打診を受けて、竹内県議は広川さとみさんを訪れたこと
- 広川さんが快諾してくれたので、竹内県議も「やろう」と決心したこと
こうした経緯は、市議会議員ならば、みな知っている事実です。
ただ、そうした事情をあえて公にするような機会はありませんでした。
だから、マスメディアをはじめ、市内外のあらゆる関係者のみなさんがおられる前で、竹内会長があえて触れて下さったことに、フジノはとても感謝しています。
今回、広川さんが快諾して下さったからこそ、フジノはこの誘致委員会の委員に就任することを決めました。
他の議員の多くも同じ気持ちだったはずです。
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以下に神奈川新聞の記事を全文引用します。赤太字はフジノが強調の為に付けました。
五輪トレーニングセンター誘致で結束 横須賀市で委員会の設立総会
2020年の東京五輪に向けて活用するナショナルトレーニングセンター(NTC)の拡充施設の誘致を目指す「横須賀誘致委員会」の設立総会が2日、横須賀市役所で開かれた。
会長に市体育協会会長の竹内英明氏(自民党県連幹事長)が選出され、誘致に向けて文部科学省や国の関係機関に陳情活動を行っていくことを決めた。
竹内会長は「チーム横須賀ができあがった。あらためて頑張っていく」と語った。
副会長には吉田雄人横須賀市長、板橋衛同市議会議長、平松廣司横須賀商工会議所会頭の3人、顧問には小泉進次郎衆院議員ら4人が就いた。
NTC誘致は昨年の市長選で敗れた広川聡美前副市長が公約で掲げていた。
選挙後の昨夏、吉田市長が竹内会長に誘致計画を進めたいと協力を要請。竹内会長が広川氏の承諾を得て、計画が動きだした。
誘致委は県や市の関係者、同市議、町内会長など78人で構成され、市政策推進課に事務局を置く。
6月下旬から7月上旬にかけて誘致委員による現地視察を行った後、要望活動や誘致パンフレットの作製に取り組む。
総会で竹内会長は「全員で一つになり、この夢を実現するために前を向いて頑張りたい」と表明。
小泉衆院議員は下村博文文科相が現在のNTCの隣接地に拡充施設を設置する方向性を示していることなどを挙げ、
「横須賀に拡充施設を呼ぶことは、いくつものハードルを乗り越えて初めて獲得できる大きな金メダル。顧問の立場で全力で頑張っていきたい」
と話した。
誘致先の候補地としてワイハート地区(同市衣笠町など)や北下浦地域が挙がっている。
選挙で敗れても掲げた公約は実現させる
フジノは、2013年の市長選挙で広川さとみ候補を応援しました。
広川さんの政策が横須賀を良い方向へ進めていくと考えたからです。
パフォーマンス中心の吉田市長の選挙テクニックは見事で、政策メインの訴えを繰り広げた広川候補は市長選挙には敗れました。
しかし、選挙そのものには敗れたものの、掲げた政策が優れていたことは事実です。
『争点つぶし』の為に、吉田市長は選挙中から広川候補の政策を自分の政策に取り入れていきました。
そして今回の誘致委員会の設立でも明らかですが、当選した後も広川候補が掲げた選挙公約を自らの政策として進めています。
フジノは、広川候補を応援したことを今も誇りに感じています。
あの時、広川候補の政策を正しいと信じて応援した一人としてフジノは、公約の実現に今も取り組んでいるつもりです。