発言通告した質問内容を紹介します(2)
(前の記事より続いています)
まもなくスタートする『6月議会』で、フジノは今回も市長への一般質問を行ないます(6月10〜11日)。
質疑を行なう議員は、あらかじめ『発言通告書』を提出しなければなりません。
けさ10時が提出の締め切りでした。
フジノが提出した質問内容を市民のみなさまにご紹介します。
2.サイクリングパンフレットを編集制作したNPOと吉田市長の関係への疑義について
(1)パンフレットの編集制作の委託先は、いつ、誰が、どのような手続きによって選考したのか。
パンフレットの発行費用は5市町がそれぞれ負担金を出し、そこから120万円が編集制作の委託先に支払われた。
委託先はパンフレットの最終ページによれば、『NPO法人横須賀創造空間』と記されている。
【質問】
このNPOに委託が決定するにあたって、誰がどのような手続き(募集条件、募集方法、競争入札の有無、選考基準など)を取り、最終的にどのような理由からこのNPOに決定したのか。
(2)法人としては編集制作の実績も無く、登記からわずか2~3ヶ月に過ぎないNPOが、委託先として「ふさわしかった」と市長は確信を持って言えるのか。
公開されている情報によれば、『NPO法人横須賀創造空間』がNPO法人として登記されたのは今年1月16日で、新しく設立されたばかりである。
編集制作の実績も無く、登記からわずか2~3ヶ月のNPOがパンフレットの編集制作を受注できたことは「異例中の異例だ」と私は考える。
また、このNPOの理事会メンバーのリストを見ると、代表や理事には吉田市長の古くからの友人や吉田雄人後援会幹部の名前が散見される。
こうした客観的な事実から、私はこのNPOが委託先としてふさわしかったのか、疑義を抱かざるを得ない。
【質問】
市長は、公金が投じられるのにふさわしい相手だと今も確信を持って言えるのか。
(3) 実績も無くパンフレットの編集制作でも5市町に迷惑をかけたNPOであるにも係わらず、市長は来客に視察案内まで行なっているが、どのようなお考えなのか。
一般公開されている市長のスケジュール「市長の動向」によれば、5月28日午後、吉田市長自らが来客をこの『NPO横須賀創造空間』のオフィス『ヨコスカテラス』へ視察案内を行なっている。
オープニングレセプションが開催されたのは5月23日で、まだ5日間しか経っていない。
またこのNPOの目玉であるコワーキングスペースに至っては、オープンするのは6月16日の予定で本格稼働さえしていない状況ではないのか。
これまでの質問で述べた通り、パンフレットの編集制作の失敗によって5市町に迷惑をかけ、さらにオープンからわずか数日に過ぎないテラスを40万人都市の多忙な市長が、あえて自ら来客に視察案内までする必然性が全く理解できない。
【質問】
吉田市長がこのNPOを特別扱いしているように私は受け止めているが、市長はどのようなお考えなのか。
「不適切な関係にある」と疑義を抱かれても仕方がないと思わないのか。
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(次の記事に続きます)