「制度改革」は実施しました。でも、本当に大切なのは「意識」の変化です
政治家としてフジノにはいくつもの大切なテーマがあります。
その中で、数年前から『健康政策』を強く進めていくことが最重要のテーマになりつつあります。
それは、ひとことで言えば
です。
この実現の為に、フジノはいくつもの政策提案を行なってきました(例えばこちら)。
そして、提案どおりに横須賀市役所に今年から新しい部署が生まれました。その他にもいくつもの提案が動き出しています。
『制度』や『仕組み』は変えました。
けれどもフジノは「これでは足りない」と考えています。
最も大切なのは『人の意識』です。
『健康政策』の取り組み(=保健事業)を実行するのは、とても難しいものです。
『理屈』としては正しくても、現実にはとても難しい。
何故なら、人それぞれの生きてきたこれまでの暮らしに強く結びついた習慣を『変える』ということは、その人の生き方そのものを『変える』ことと同じだからです。
いくら正しくても、それが実現できなければ何も意味がありません。
健康に無関心でめんどくさがりなフジノ自身を「実験台」にします
だから、フジノはまず最初に『マイルール』を決めました。
- 自分ができないことは、市民のみなさまにお願いしない。
- ずぼらで面倒くさがりな自分が1つずつ実際に体験してムリだと感じたことは、市民のみなさまにもお願いしない。
- 自分自身が体験して「これならチャレンジできる」と感じたならば、市民のみなさまにもチャレンジしていただこう。
つまり、フジノは自分自身を『実験台』にすることに決めました。
仕事オンリーの人生を送っているフジノにとって、栄養はCoCo壱とコンビニがあればオッケー。運動する時間がもったいない。睡眠はとりたいけれど睡眠薬が無ければ寝られない。「人間ドックを受けろ」というお知らせは議会事務局から毎年来るけれどもう4年間受けていない。
こんなフジノですから、自分自身でやれないことを、市民のみなさまに「必要だからぜひ『保健事業』にチャレンジしてください」とは絶対に言えない。
何でもまずフジノ自身がやってみて、「これならやれる」と感じたことがあれば、そしてこころから「これは市民のみなさまにもやってほしい」と感じたならば、そこで初めてお願いしよう。そう決めました。
そんな訳で、昨年から少しずつ今までの暮らしを変えられるかどうかチャレンジをしてきました。
過去にはこんなブログ記事も書きました。
ずっと受けたかった「特定健康診査」
略して特定健診(とくていけんしん)。
40才を超えた国民のみなさまに毎年ぜひ受けていただきたい『健康診断』です。
中身はふつうのよくある健康診断なのですが、40才を超えるとネーミングが変わります。
この『特定健診』を受けて、結果をもとに今の生活習慣を見直していくことで、その後の人生が大きく変わります。
- 生活習慣病にならない。
- 生活習慣病になっても軽いうちに治せる。
- 介護が必要にならない。
- 介護が必要になる年齢が遅くなる。
『特定健診』と、その結果をもとにアドバイスが受けられる『特定保健指導』。
この2つは健康に暮らせる為の『すごい武器』なのです。
だから、政治家としてフジノは
「市民のみなさま、特定健診は受けなきゃ損です!これを毎年受けるかどうかでその後の人生が大きく変わるんですよ」
とオススメしたい気持ちでいっぱいです。
でも、まだオススメしたことはありません。
何故なら『マイルール(自分の体験してないことは・・・)』に反するからです。
フジノ自身は40才未満だったので『特定健診』を1度も受けたことが無かったのです。
しかし今年40才になったフジノは、ついに『特定健康診査(=特定健診)』の対象者になりました。
この5月に、受診券も横須賀市から届きました。
そして今日、保健所健診センター(逸見)を訪れて、受けてきました。
ついに「特定健診」初体験!
初めての特定健診は…つまらなかったです(笑)
分かってはいたのですが、ありきたりの健康診断です。
身長、体重、血圧、レントゲン、採尿、採血、心電図、問診。
ふつうすぎる。
待ち時間にロビーではテレビがついていて、NHKの『鶴瓶の家族に乾杯』が流れています。ネット上ですさまじく話題になった、加藤茶さんが九州を訪れる回の、再放送です。
全ての健診項目を終えるのに約1時間。
うーん、『特定健診』は理屈の上では市民のみなさまの健康を守る最高の武器の1つです。
ただ、フジノはこれまでずっと待ち焦がれていたので、受けてみて拍子抜け(そりゃそうだ、ただの健康診断なのだから)。
今日のところは、まだ市民のみなさまに
「政治家として自信をもってみなさまにオススメしたい!」
と宣言できるには至りませんでした。
「行って良かった!」
「また行きたい」
そう感じられるようなものにできないか。
健診センターの導線はカンペキだったけれど、おもしろみとか楽しさは全く無かった。
特定健診にもおもしろさやワクワク感があっても良いはず。。。
いろいろなことを考えさせられました。
人は「正しいから」という理屈だけでは動きません。
しかも長年の習慣であればなおさらです。
今回フジノが特定健診を受けたのは、自分の為だからという個人的な欲求からではありませんでした。
政治家として自ら実験台になっていこうと決めているからこその受診でした。
ふつうの同世代は、わざわざ半休とって特定健診に行こうかなと思うだろうか。。。
もっともっと根本的なモチベーションとなる何かが無ければ、人は動かないだろうし、動けないと思う。
まだまだ工夫が必要だなぁ。
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この後、来月6日には健診結果が送られてくるはずです。
悪い項目や良い項目などの健診結果の説明会も受けてきますので、また報告しますね。