この伝統を守っていきたい
今年も『中学校演劇発表会』へ行ってきました。
昨年ついに30周年という大台を迎えました。
31年目の今年は、参加校が1校減ってしまいました。
追浜中学校が参加できなくなり、6校のみとなってしまったのです。
部活動は演劇に限らず、その年その年の生徒たちの関心によって部員の数も大きく上下しますし、熱心に指導されていた先生が異動してしまうことが部活動そのものの停止にもつながってしまいます。
こうした課題については、フジノも市議会で取り上げてきたのですが簡単には解決できない難しさがあります。
その一方で、今年、野比中・衣笠中・浦賀中では10名以上の部員が入部するという嬉しい出来事もありました。
伝統ある『中学校演劇発表会』ですが、決して平坦な道のりだった訳ではありませんでした。
歴代の先生方や保護者の方々やOB・OGの熱心な支援のおかげで昨年30周年を迎えることができたのだと聴いています。
この素晴らしい取り組みを決して絶やしてはなりません。
演劇関係者のみなさまだけでなく、フジノも積極的にサポートしていかねばならないと改めて感じました。
大矢部中と浦賀中のステージを観ました
2日間6ステージのうち、フジノは大矢部中学校と浦賀中学校のステージを観ました。
大矢部中学校の『ゴミ山のオズ』は、とても良かったです。
基本的にはコメディーなのですが、ちょっと悲しい。この感じがとても良かったです。
浦賀中学校が演じた『Here’s your world』は、昨年8月に横須賀市民ミュージカル(SUKAミュー)で発表されたものです。
大人たちが演じた演目を中学生バージョンにリバイズして、浦賀中のみなさんが演じたのです。
これを演じきっただけでも、まずとてもすごい。
そして、大人たちが演じたオリジナルバージョンに決して引けをとっていませんでした。
素晴らしい演技力だと感じました。
裏方で頑張る生徒たちにエールを送りたいです
以前にも記したことなのですが、中学生時代のフジノは放送委員会に所属していたことから演劇部のお手伝いをしたことがあります(照明を担当しました)。
演劇は、ステージに上がって演じている人たちだけでは完成できないものなのだなあ、とその時に強く感じました。
その後、大人になってからフジノは映画・演劇の会社に就職しましたので、プロのステージもたくさん観る機会がありました。
大規模になればなるほど、俳優の方々だけでステージを組み立てることは不可能です。
決して観客のみなさんの視線には入ってこない、たくさんの裏方の人々のおかげで華やかなステージは成り立っています。
だからこそ、中学生時代に演劇部に入部していながら、裏方を担当している生徒のみなさんにフジノはとてもエールを送りたいです。
はじめから裏方になりたいと思って演劇部に入る中学生はいないと思います。
それがいろいろな経緯があって、ステージではなくバックステージを担当する訳です。
でも、他人を輝かせる為に、裏方で汗を流して働く人々がいなければステージは完成しません。
そうした生徒たちのがんばりに、フジノはこころから拍手を送りたいです。
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2日間の発表に至るまで、演劇部のみなさん、本当におつかれさまでした。
また来年も素晴らしいステージを見せて下さいね!