初めての開催となった体験型の避難所での受け入れ訓練
今日は、総合福祉会館で開かれた防災訓練に参加しました。
市内の障がいのある当事者・家族・関係者・団体によって構成されている『横須賀市障害者施策検討連絡会』のみなさんの長年のご努力によって、ついに初めての『体験型・要援護者避難所受け入れ訓練』が開催されました。
体験型・要援護者避難所受け入れ訓練プログラム
- 進行役の説明に沿った訓練
一般避難者役になって席について、参加してください。
有志の方を募ります。進行係の話に沿って移動したり、支援者役を体験していただきます。ご協力お願いいたします。
- 訓練復習
もう一度、閉じことを訓練してみます。
- 消防局コーナー
- 参加者のお話をお聞きします
質問、提案、意見、感想など、どんどんご発言ください。要援護者・支援者・その他の参加者の方
(休憩・会場設営)
後日追記:神奈川新聞が報じてくれました
昨日の訓練の様子を、神奈川新聞が報じてくれました。
以下に全文を引用させていただきます。
横須賀で障害者ら防災訓練
災害時における障害者ら要援護者の支援策について考える実践型訓練が7日、横須賀市立総合福祉会館(同市本町)で行われた。支援者と障害者らの日常的なつながりを深めておこうと同市障害者施策検討連絡会が初めて主催し、約200人が集まった。
東日本大震災では、手助けが必要な障害者らが逃げ遅れて多くの犠牲者が出た上、避難所での意思疎通の難しさなどが浮き彫りになった。今回の訓練はそうした教訓を踏まえ、1次避難所での要援護者受け入れを想定して実施。適切な対応の「モデルケース」となる実例も紹介された。
訓練では、肢体不自由者や聴覚障害者らが要援護者役として参加。
避難所入り口で症状などを記した名簿を作成し、要援護者はビブスを、支援者役はたすきを着用。互いの立場を一目瞭然にする工夫を施し、けが人には赤いテープを貼って緊急度を示した。「トイレに行きたい」「静かな場所で落ち着きたい」といった要望にも対応した。
実際の運用を視野に入れた訓練に、聴覚障害の娘を持つ母親は「聴覚障害といっても、いろんな(症状の)度合いがある。緊急時に地域の人たちがどれだけ理解してくれるのか」。訓練を見学していた男性からは「(ビブスなどの装備品は)現在、避難所の倉庫に入っているのか」などと質問があった。
同連絡会の浅羽昭子さん(65)は「今回は支援者と要援護者が出会うことが目的の一つ。(受け入れ方法を)スタンダードにするため、地域の実情に合わせた防災訓練で取り入れてほしい」と、普及の大切さを訴えていた。
(織田匠)